映画『羊たちの沈黙』のスピンオフ作品展開、登場人物が続々とテレビシリーズ化

映画『羊たちの沈黙』(1991年作)でジョディ・フォスターが演じたクラリス・スターリングの若き日を描いたTVドラマ『クラリス』の製作が発表された。

このドラマは、『羊たちの沈黙』の権利を持つMGMが目下、米ライフタイム局下で製作を進めていて、クラリスを主役にFBI・アカデミー卒業前後の彼女を描いた物語になるという。クラリス役はこれまで、ジョディのほか、『ハンニバル』でジュリアン・ムーアが演じている。

同作はまだ製作の初期の段階にあるため、主演女優、脚本家、製作総指揮者は未定となっているが、ライフタイムは、この他にもジェニファー・ラブ・ヒューイット主演の新ドラマシリーズ『ザ・クライアント・リスト』などを投入することで経営の建て直しをはかろうとしているらしい。

さらに『クラリス』とは別に、『レッド・ドラゴン』(2001年作)『刑事グラハム／凍りついた欲望』(1986年作)で登場したウィル・グラハムFBI捜査官とレクター博士の関係に焦点をおいたテレビシリーズ『ハンニバル』の製作をNBCが進めている。こちらは、TVドラマ『プッシング・デイジー～恋するパイメーカー～』を手がけたブライアン・フラーが製作総指揮を務め、今秋に放映が開始する予定だ。

(BANG Media International)