ウルトラトレイル・マウントフジ実行委員会は、5月18日~20日の3日間、富士山麓、登山道、歩道、林道など約160キロを一周する日本最大級のトレイルランニングレース 「ULTRA-TRAIL Mt. FUJI (ウルトラトレイル マウントフジ・UTMF)」と、富士山麓約80キロを半周する「Shizuoka to Yamanashi(静岡to山梨・STY)」の第1回大会を開催した。大会にはゴールドウイン(ザ・ノース・フェイス)が特別協賛した。
東日本大震災の影響で昨年から延期となったウルトラトレイル・マウントフジの第1回大会には、日本を含め15カ国から、UTMFに852人、STYに1,177人の計2,209人が参加して、富士山麓を駆け抜けた。開催3日間は天候に恵まれ、完走者数は予想を上回り、UTMF全体完走率71.7%、STY全体完走率84.2%だった。
記念すべき第1回大会の優勝者は、UTMF男子が18時間53分12秒でフランスのジュリアン・ショリエ選手、女子は24時間05分04秒でスペインのニレア・マルティネス選手。日本人最高位は男子が3位の山本健一選手、女子が2位の鈴木博子選手だった。また、STY男子部門では地元静岡出身の宮原徹選手、STY女子部門はブラジルのフェルナンダ・マシェール選手がそれぞれ優勝した。
日本のウルトラトレイルのトップアスリートで同大会の実行委員長・鏑木毅氏は、レース後のあいさつで「このレースは、日本におけるトレイルランニングの新たな1ページを開きました。そして、日本における文化としての新たなスポーツの形を提案することもできたと思います。来年また、この富士山でお会いしましょう」と述べ、大会を締めくくった。
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