アウディ ジャパンは8日、同社初のプレミアムコンパクトSUVとなる「Audi Q3」を発売した。全長4.39mとコンパクトながらクワトロフルタイム4WDシステムなど、プレミアムクラスとして通用する性能や装備が特徴だ。同日には記者発表会も開催された。

記者発表会にて「Audi Q3」と並ぶ本田直之氏(写真左)と大喜多寛氏(同右)

記者発表会では、「The new Audi Q3 Decode Challenge」最終ヒントも公開された

ボディはステーションワゴンを少しハイトにしたようなフォルムで、SUVとはいえかなりオンロードよりといえる。ボンネットなどにアルミを使用したボディにより、車両重量は1,610kg(211PS)と軽量だ。

エンジンは直列4気筒直噴の2リットルで、211PS仕様と170PS仕様がある。その馬力がそのままグレード名となっており、170PSは17インチホイール、211PSは19インチホイールなど、エンジンによって装備も異なる。どちらのエンジンもターボ付きで7速Sトロニック、クワトロ4WDシステムとの組み合わせ。アイドリングストップ、エネルギー回生システムなど燃費向上技術も採用している。

インテリアはラップアラウンドデザインを採用し、マルチファンクション付きの本革巻きステアリング、10スピーカーのサウンドシステムなどを採用。ラゲッジスペースは標準で460リットルを確保、リアシートを倒すと奥行き1632ミリ、容量1365リットルまで拡大する。

価格は「Q3 2.0TFSI quattro 170PS」が409万円、「Q3 2.0TFSI quattro 211PS」が479万円。なお、170PSについては今年秋頃の納車となる。

8日に開催された「Audi Q3」記者発表会では、同社代表取締役社長、大喜多寛氏によるプレゼンのほか、レバレッジコンサルティング代表取締役社長、本田直之氏を招いてのトークセッションも行われた。「Audi Q3」発売に先駆け、クイズ形式のキャンペーン「The new Audi Q3 Decode Challenge」も実施しており(詳細は本紙既報の通り)、その最終ヒントも公開されていた。