天狗が登場したエルメスのウィンドウ

 2010年、NHK朝の連続ドラマ小説『ゲゲゲの女房』から始まった妖怪ブーム。その後、『夏目友人帳』のアニメ3、4期放送や、同じく緑川ゆき先生原作の映画『蛍火の杜へ』が毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞、また『妖狐×僕SS』のアニメ放送でどんどん盛り上がりをみせました。ちまたでは、「妖怪学入門」なる講座まで実施されているとか! そんな中20-30代女性を中心に、妖怪から発展して、天狗に注目が集まっているとのこと。今回はその辺りの状況を天狗を愛する私、山本種がご紹介します。

●女子を高尾山に駆り立てる!? 少女コミック『町でうわさの天狗の子』

 赤い顔に長い鼻、そして怖い顔で女性とはなかなか親和性が低いのではと思われる天狗。そんな関係性のギャップを埋めたのが、2010年小学館漫画賞の “青春天狗コメディ”岩本ナオの少女コミック『町でうわさの天狗の子』(小学館)。

 人間と天狗のハーフの女の子の日常生活の中に、実際に高尾山で実施される「火渡り祭り」や京都の鞍馬山も登場。そこがアクティブな山ガールや、神社仏閣に行く御朱印女子の心もくすぐって、女性ファン同士の高尾山登山や、京都天狗めぐりの旅も行われている様子!

 4月10日には、待望の9巻が発売。鬼の登場や恋の急展開など、どんどん盛り上がるストーリーから目が離せません。

●天狗が世界的ブランドで大注目!?

 また、3月末に銀座の並木通りのショーウィンドウに巨大な天狗面が出現し、道行く人を驚かせました(写真参考。2012年5月15日まで展示)。巨大天狗が現れたのは、なんと高級ブランドのエルメス! これは、アメリカ在住のアーティスト「オラフ・ブルーニング」の作品で、日本のステレオタイプとして天狗とおかめの面を選び、その面の周りにベレー帽やフランスパンといったフランスを象徴するオブジェを配しているそう。日本の天狗より若干ファニーな表情をし、ベレー帽をかぶった顔がかわいらしいですね。

 ただここで、日本のステレオタイプとして天狗を選ぶあたり、海外でも“TENGU”として認知されてきているという証拠かもしれません。

●ボートレースと天狗のコラボ? WEBマンガも配信!

 さらに、天狗の進出は街だけにとどまらず、静岡県・浜名湖では「ボートレース浜名湖」が天狗とコラボレーション。女優・杉本彩プロデュースの3人組アイドル「紅天狗」が誕加しました。どうしても杉本さんに天狗というとエロスのイメージがつきますが、そこは行ってのお楽しみでしょうか。またWEB上では、セクシーな衣装を身にまとう彼女たちが浜名湖の選手とボートレース対決するマンガ『紅天狗』も公開中。1章では、天狗だけになかなか超人的展開が起こり、浜名湖の選手を完膚なきまでにたたきのめしています。マイナビのオリジナルWEBマンガ『姫と僕との三重奏(カルテット)』ともども、大注目間違いなし。

 このような天狗の女性人気の高まりにより、最近はデザイン天狗ピアスや天狗Tシャツも販売されているとか。男性は天狗Tシャツを着用することで、いろんな意味で女性にアプローチできるいいチャンスになるかもしれませんね!

アメリカ在住のアーティスト「オラフ・ブルーニング」を紹介するエルメスホームページ
http://www.art-it.asia/u/maisonhermes/?ca1=14

文●山本種

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