3月3日(土)から4月8日(日)にわたって「静岡ホビースクエア」で開催された「みんなのロボット大集合!×海洋堂フィギュアミュージアム in SHIZUOKA 3rd STAGE」。先週、終了直前!ということでニュース記事の形でお伝えしたが、今回はそちらでも予告したフォトレポートをお届けしたい。
いざ、静岡ホビースクエアへ!
ホビースクエアのイベントスペースへ足を踏み入れると、「愛知工業大学・AIT鉄人プロジェクト」の「大鉄人AIT-G3」と、三菱重工のコミュニケーション・ロボット「wakamaru」がお出迎え。これら2体はイベントに入場しなくても操作体験ができた。
「大鉄人AIT-G3」は、学生たちが身長180cmの鉄人28号大型フィギュアをベースに可動化したもので、リモコンのレバーで左右の腕を操作可能。また、目にはカメラが内蔵され、顔認識機能も搭載。人が近づくとギョロリと目玉が動く、という仕様だったが、筆者が訪れた時には調整中であった……残念!
「wakamaru」は、「EXPO 2005 愛・地球博」でも活躍したコミュニケーション・ロボット。額の2つのセンサが平安朝風の眉に見えることもあり、牛若丸にちなんで命名されたとか。音声認識や顔認識機能を搭載していて、握手、ジャンケン、体操など、話しかけて一緒に遊ぶことができた。
いきなりインパクト! 和錆美術館の実物大アイアンマンがお出迎え!
それではいよいよ企画展会場へ。ゲートをくぐると、ドジャーン! てな感じで、いきなり等身大のアイアンマンが。手のひらからリパルサー・レイを放つポーズがインパクト大。映画レプリカを展示する名古屋市代官町の「和錆美術館(アートサロン和錆)」の提供によるものだとか。
自律ロボットではないけど、アイアンマンのアーマーはまさにRTバリバリのパワードスーツだよね……ということで、今回の展示は"ロボット"をかなり広く捉えたものになっていた。
新旧様々なロボット作品が勢ぞろい! 海洋堂フィギュアミュージアム
この企画は、昨年末からホビースクエアで開催されてきた海洋堂の作品を紹介するシリーズで、「1st STAGE」では、チョコエッグやタイムスリップグリコなどを中心に様々なジャンルのフィギュアを展示し、「2nd STAGE」では、ガレージキット30年の軌跡を振り返った。今回の「3rd STAGE」では新旧大小様々なロボット関連フィギュアが大集合。中には歴史的・伝説的な作品もちらほらと。
最初のアイアンマンでもわかるように、ここでの"ロボット"は厳密な意味に限らず、よく"アレはロボットじゃない!"と言われるエヴァンゲリオンなども展示され、さらには仮面ライダーなども"サイボーグ"の一種として紹介。様々なヒーローやキャラクターの在り方を提示した上で、"ロボットとはなんだろう?"、"ロボットとサイボーグの違いは?"、"どこまでがロボットなんだろう?"などなど、ヒントと問いかけを与えつつ、観覧者に自ら考えてもらう趣向になっていた。
'70年代スーパーロボットたちのソフビキット。往年のポピー「ジャンボマシンダー」シリーズを思わせるサイズ |
ラピュタの…ではなく、『新ルパン三世』155話「さらば愛しきルパンよ」に登場する「ラムダ」の1/12バキュームフォームキット。1982年製作、原型は島田秀孝氏 |
ボーカ"ロイド"ということで、初音ミクも登場。BOME氏原型のレジンキャストキット |
実写・特撮系のケース。お馴染みC-3POとR2-D2の凸凹ドロイドコンビ、円谷系の敵ロボット、そしてエイリアン…? ギーガーのバイオメカノイドの代表としてか |
石ノ森系特撮ヒーローのケース。キカイダーやハカイダー、ロボット刑事はもちろんロボットだけど、仮面ライダーは……サイボーグ? "どこまでがロボット?"という問いかけ |
生物を材料に造られた『聖戦士ダンバイン』シリーズのオーラバトラーと、身近なリアリティを感じさせる『機動警察パトレイバー』のレイバーなど |
当時のモデラーに強烈な印象を残したという伝説的ガレージキット『機甲兵ガリアン』の「邪神兵」。1986年製で原型は“小比類巻英二”名義 |
食玩・ビネット系のコーナー |
AIBOシリーズ。これももう10年以上前の製品なのか~ でもさすがの再現度 |
「タイムスリップグリコ なつかしの20世紀」の「鉄人28号」シリーズ |
このサイズでバルキリーが可変!!というのに驚かされた「マクロス」シリーズ |