株式会社sanbongawaは、日本の伝統工芸技術を組み入れた知育玩具「伝統工芸×知育玩具」シリーズの第一弾として「漆塗り積み木」を2011年7月に発売した。色は3色で、希望小売価格は黒塗り・朱塗りは各28,350円、木地呂塗り33,600円。

国産のヒバなどの天然木材と天然漆のみを使用した同製品は、社団法人日本玩具協会が定める玩具安全基準をクリアし、ST(セーフティートイ)マークの認定を受けている。口に入れても害はなく、水での丸洗いも可能。子供が成長して知育玩具としての役目を終えると伝統工芸品としてインテリアにもなる。また、使えば使うほど美しくなっていくという漆独特の経年変化も魅力のひとつである。世代を越えて長く使うことで、積み木がより味わい深いものになるという。

積み木は全9ピース。三角形と2種の台形から成る独自の構成だ。木目(もくめ)が透けて見えているのが「木地呂塗り」(写真左上)

福井県の伝統工芸産地「越前漆器」の協同組合理事長のもとで、1つ1つ手作業で作られる

完全な手作り品であるため、ひとつひとつ違いがあるとのこと。職人が心を込めて作った積み木。そこに宿るぬくもりや「本物」の美しさは、子供の豊かな感性を育む一助となるだろう。

【関連リンク】

【コラム】子供のおもちゃとバカにはできない!大型のレゴが熱すぎる!

【コラム】5500体のおもちゃの兵隊を並べて絵を描いたアート

【コラム】誰もが知るあの「おもちゃ」で描かれた美しい肖像画