JR東日本は23日、自営電力設備である川崎火力発電所について、経年30年となった1号機の老朽取替を行うと発表した。2021年の運転開始をめざすとしている。

JR東日本川崎火力発電所

同社は自営電力設備として発電所を所有しており、首都圏の各線区や上越線などに安定した電力を供給。中でも川崎火力発電所は4台の発電機を有し、電力の6割を担う重要な設備に。

現在、1973年に運転開始した4号機の更新も進められているが、1号機についても1981年の運転開始から30年以上経過しており、老朽取替が行われることになった。

JR東日本の自営電力設備から、首都圏のJR線などへ電力が供給される

発電方式は現在と同様、高効率の複合サイクル発電方式を採用。発電設備の出力は14.4万kWから20万kW級となる。また、燃料は現在の灯油から、環境性や供給安定性に優れた天然ガスに変更。環境対策をさらに促進するという。