スズキ、着脱式バッテリーを採用して家庭で充電可能な電動スクーターを発表

スズキは9日、家庭で充電できる着脱式バッテリーを採用した原付一種の電動スクーター「e-Let's」を、2012年1月9日に発売すると発表した。価格は31万2,900円、スペアバッテリー1個を追加した「e-Let's W」は39万6,900円。

同車は、原付一種スクーター「レッツ4バスケット」の車体をベースに、回生充電が可能な高性能インホイールモーターとリチウムイオン電池を組み合わせた電動スクーター。

着脱式バッテリーはシートの下に搭載されており、充電を行う場合は取り外して家庭内で行える。一般家庭用2芯AC100V電源に対応する専用充電器が付属し、残量ゼロから満充電までは約4時間、1回の充電で走行できる距離は30kmとなっている。また、車体のシート下専用スペースに専用充電器とスペアバッテリーのいずれかを搭載できるため、バッテリー交換による航続距離の延長や、自宅以外の場所での充電にも対応可能。

そのほかの特徴として、走行中にモーターが発電機の役割も果たす回生充電機能、無操作のまま10分経過すると電源がオフになるオートパワーオフ機能、減光機能付きのヘッドライト、バッテリー残量、パワー・エコモード、速度、ツイントリップ、時計、各種警告などを表示する多機能メーターパネルなどが採用されている。