小田急電鉄と東京メトロは28日、大みそかから元日早朝にかけて終夜運転の実施を発表した。初日の出や初詣に便利な臨時特急ロマンスカーの運転も行うとのこと。

元日の早朝、小田急ロマンスカーMSEによる「メトロニューイヤー号」が北千住～片瀬江ノ島間で運転

新宿発「ニューイヤーエクスプレス号」ではVSEも使用。通常は運転されない江ノ島線にも乗り入れる

小田急は小田原線、江ノ島線、多摩線の全線全区間で終夜運転を実施。新宿～片瀬江ノ島間は15～30分間隔、新百合ヶ丘～唐木田間は30～60分間隔、相模大野～小田原間は60～80分間隔で各駅停車を運転する。

また、全席指定制の臨時特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」「メトロニューイヤー号」も運転。「ニューイヤーエクスプレス号」は大みそかの深夜に上り1本(本厚木発新宿行)と、元日未明から早朝にかけて下り10本(新宿発片瀬江ノ島行8本、新宿発小田原行2本)、上り1本(片瀬江ノ島発新宿行)を設定している。

「メトロニューイヤー号」は小田急ロマンスカーMSE(60000形)を使用。東京メトロ千代田線の北千住駅を朝4時15分に発車し、片瀬江ノ島駅には6時ちょうどに到着予定だ。

これらの臨時特急に乗る際は、乗車券のほかに特急券も必要となる。特急券の予約は12月1日より、小田急線各駅や小田急トラベル各営業所などで開始。「メトロニューイヤー号」については、千代田線北千住駅、大手町駅、霞ヶ関駅、表参道駅の特急用券売機でも発売する。

なお、東京メトロ各線の終夜運転については下表参照。

東京メトロ各線の終夜運転(12月31日深夜～1月1日早朝)の概要

線名 区間 運転間隔 備考
銀座線 浅草～上野間 約7分間隔 　
上野～渋谷間 約15分間隔
丸ノ内線 池袋～荻窪間 約30分間隔 深夜1～2時台に池袋～銀座間で2往復運転
中野坂上～方南町間
日比谷線 北千住～中目黒間 東武線、東急線との直通運転は実施せず
東西線 中野～西船橋間 JR線、東葉高速線との直通運転は実施せず
千代田線 綾瀬～代々木上原間 JR線との直通運転を実施。
小田急線との直通運転は「メトロニューイヤー号」のみ
北綾瀬～綾瀬間
有楽町線 和光市～新木場間 西武線、東武線との直通運転は実施せず
副都心線 小竹向原～渋谷間
半蔵門線 渋谷～押上間 東急線とは一部列車で直通運転を実施。
東武線との直通運転は実施せず
南北線 目黒～赤羽岩淵間 埼玉高速鉄道線との直通運転を実施。
東急線とは一部列車で直通運転を行う