マーキュリー大賞を受賞したビビンバ
大韓航空の機内食といえばビビンバが有名。1998年には国際機内食協会のマーキュリー大賞を受賞し、大韓航空の名物的な存在だ。
このほど開催されたJATA旅行博2011では、ビビンバの試食会が行われ、多くの参加者でにぎわった。ソウル本社より来日した機内食担当のシェフは、「1990年にエアラインとして初めて導入した大韓航空のビビンバは、薬念(ヤンニョン)が味の決め手です」とコメント。薬念とは、韓国の調味料や香辛料などの総称。大韓航空のビビンバには、コチュジャンやニンニクなどを混ぜ合わせた特製の薬念を使っており、これがおいしさのポイントとなっているそう。具材はもやしやズッキーニ、大根、椎茸、舞茸、ホウレン草、そして牛挽肉が用いられ、非常にバラエティ豊かな内容となってる。
新機内食の「ナクチトッパプ」
さらに、今年新たに開発された機内食「ナクチトッパプ」も紹介された。聞きなれない名前かもしれないが、こちらはタコ入りのピリ辛ごはんメニュー。タコや野菜、コチュジャンなどを炒めてごはんに合わせた内容となっている。韓国では辛めの料理となっているが、機内食では辛さ控えめ。ナクチトッパプは、今年6月より仁川発の長距離便でサービスされている。
同イベントでは、今年就航したA380限定でサービスされている6種類のスペシャルカクテルも展示。こちらはビジネスクラス以上での利用メニューとなるが、名物機内食のビビンバや新メニューのナクチトッパプと合わせて、これで機内での楽しみがまた1つ増える。利用者にとっては嬉しい限りである。