自己資金16.8万円からのスマ婚、その評判は?

ベッキーさんや西岡徳馬さんが登場するテレビCMが印象的なウェディングサービス「スマ婚」。「自己資金16.8万円からのスマート・ウェディング。」をキャッチフレーズにサービス展開しているのだが、実際のところ満足のいく結婚式が挙げられるのだろうか。スマ婚を利用した方々にリアルな生の声を聞いた。

"16.8万円で挙式と披露宴が叶う"と評判の「スマ婚」、利用者の感想は?

今回は、実際にスマ婚を利用して今年6月に大阪で結婚式を行った小谷和紀・靖子さんご夫妻にインタビュー。どのような結婚式となったのか、またスマ婚のサービスを利用してみての感想等を聞いていることにした。

スマ婚は、ブライダル業界では通例だった余計なマージンを徹底的に排除することで、従来よりも結婚式総費用を大幅に抑え、自己資金16.8万円からの結婚式を可能にした。スマ婚の料金は"激安"というわけではなく、適正価格を追求した結果なのだという。16.8万円のみ事前に支払い、残りの費用は結婚式後の精算が可能なため、この分はご祝儀でまかなうことができる。このため"自己資金16.8万円"としているわけだ。

※スマ婚では、「挙式+披露宴が16.8万円で叶う! 」と謳っている通り、挙式や装花、ヘアメイク、照明、音響などがセットになった「スマ婚パック」を16.8万円に設定しており、こちらの料金を結婚式前に支払う必要がある。ドレス代や会場飲食費などは後日精算が可能なため、ご祝儀でまかなうことができる。

スマ婚での結婚式総費用の平均は150万円~200万円ということだが、今回はスマ婚利用者の中でも会場やオプションにこだわり、充実した内容の結婚式"リッチ婚"を挙げた方に話を聞いてみた。

利用者は、やはりこの料金設定に惹かれてスマ婚に申込みをしたのだろうか。今年8月にスマ婚を使って挙式した大岩さんご夫妻は、「もともとテレビCMでスマ婚は知っていましたが、友人がスマ婚を利用して挙式し、『とてもよかった』という感想を聞いていたので」と、口コミで利用を決めたとのことだった。

大岩さんご夫妻は8月に挙式。招待人数は約50名

費用は全国平均を下回りつつ、充実の内容に

結果的にかかった費用については、同じく8月に挙式した馬渕さんご夫妻のケースで約230万円。当初、300万円程度の予算を組んでいたが、フラワーシャワーや写真・ビデオ撮影、その他の演出などを追加しても予算内で収まった。「スマ婚は安いけれど、その分演出も必要最低限で質素なのでは? 」という心配な読者もいるかもしれない。しかし馬渕さんご夫妻の場合、式での演出やカクテルドレスも新婦お気に入りのブランドにすることができた上での予算内、という満足のいく内容になった。

馬渕さんご夫妻はお色直しを1回。カクテルドレスは新婦お気に入りのブランドとこだわった

一方、大岩さんご夫妻の場合、かかった費用は300万円弱。少し予算オーバーしてしまったというが、事前に支払う16.8万円のスマ婚パック以外はご祝儀でまかなえた。こちらのケースも新婦のリクエストでこだわりの和装にお色直しをし、満足度の高い結婚式となったようだ。

大岩さんご夫妻は、和装へのお色直しを行った。新婦がこだわり抜いた衣装を着用したが、結婚式費用はご祝儀でまかなえた

両者のケース共に、結婚式費用平均の356.7万円(首都圏の挙式と披露宴の総額・ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)を下回りつつ、内容はアップグレード。充実度の高い結婚式になった模様だ。