毎日毎日仕事に追い回され、忙しい日々を送っているアナタ。ここらでちょっと休憩してみてはいかがですか。徐々に肌寒くなってきた首都圏だが、沖縄はまだ温暖。様々な観光スポットがある本島も楽しみつつ、離島の雰囲気も味わいたい…という方にオススメなのが渡嘉敷島だ。
那覇市から西方に32km。東シナ海に浮かぶ慶良間諸島の中でも一番大きな島であるこの渡嘉敷島へは、沖縄本島から高速船なら約35分。これなら、本島にステイしつつ、ちょっと足を伸ばして行ける距離である。離島ののんびりとした空気も十分な癒し要素だが、さらにもう1つ、非常に魅力的な癒し要素があるという。ビーチや町に住み着く"島猫"の存在である。
阿波連ビーチは猫天国!
フェリーで到着した渡嘉敷集落から、島南にある阿波連集落へと向かう。阿波連ビーチの手前にあるペンション前で車を降りると、なんとそこには10数匹の猫が。猫たちは、ビーチそばの一帯に生息しているらしい。民宿や沖縄そば屋の前をうろうろしていたかと思うと、浜辺に向かってとぼとぼと歩き出し、砂浜や海で遊び興じる猫たち。自分たちの庭といわんばかりに、ビーチで過ごしては飽きたら町に戻り、町に飽きたらまたビーチに戻るといった行動を繰り返していた。
猫たちにくっついて写真を撮影していたら、あっという間に時間が過ぎる。日帰りではもったいないと、急遽ビーチそばのペンションに泊ることにした。翌日も、起きたらすぐに猫三昧。阿波連ビーチで猫とたわむれながら過ごす時間は、最高の癒しだった。
ちなみに渡嘉敷島周辺では毎年冬になるとザトウクジラが見れるとか。冬なら猫ウォッチのみならず、ホエールウォッチングも楽しめる。
著者紹介
かさこ
1975年生まれ。執筆と撮影もこなすカメライター(カメラ+ライター)。トラベル系、金融分野を特意とする。
25歳から編集・ライターの仕事をはじめ、27歳からカメラマンの仕事も担当。世界各国、日本各地を飛び回り、取材・撮影したストックを生かし、記事の提供、執筆、写真貸出などを行う。これまでの渡航回数は42回で渡航先は29カ国。合計滞在日数は455日に及ぶ(2011年2月現在)。著書は、写真集10冊、一般書籍5冊、合計15冊(2011年2月現在)。オフィシャルサイト「かさこワールド」も立ち上げている。