三菱自動車は20日、コンパクトSUV「RVR」に新型エンジンやアイドリングストップ機能を搭載するなどの改良を加えて発売した。価格は178万5,000円から246万円。

RVR G

今回の改良では、「E」「M」「G」という3つのグレードのうち、「M」「G」グレードに新開発の可変動弁機構を採用した4J10型MIVECエンジン(1.8L 4気筒 SOHC16バルブ)と、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー(AS&G)」を新たに搭載。これにより、10・15モード燃料消費率を従来から1.8km/L向上させて、75%軽減のエコカー減税に適合。「E」グレードは、 1.8L MIVEC DOHC 16バルブ4気筒エンジンを搭載して、50%軽減のエコカー減税に適合している。

そのほか、従来は4WD車のみの標準装備だった、車両の不安定な動きや車輪のスリップを防ぐ「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」と、坂道発進をサポートする「ヒルスタートアシスト」を、「M」「G」グレードの2WD車に標準装備している。

全車にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合に、ブレーキを優先する「ブレーキオーバーライド制御」の装備も行われ、ルームミラー内蔵の3.3インチカラー液晶モニターが後方の様子を映し出す「リヤビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)」を、メーカーオプション(3万7,800円、「E」グレードを除く)として用意。

エアロ外観の特装車「RVR ROADEST」についても、ベース車の改良を反映した上で、エクステリア・インテリアに従来と同じドレスアップを施し、引き続き販売する。価格は230万円~270万1,500円。