警察庁は18日、インターネットバンキングによる不正送金の被害が、今年4月以降、全国で未遂を含めて133件あり、被害総額は約2億8,000万円にのぼることを明らかにした。

警察庁が、全国の各都道府県警などからの報告を集計した。これによると、不正送金による被害では、インターネットバンキングの利用者の預金が他人名義の口座に不正に送金され、何らかの形で引き出された。

不正送金の手口については、各都道府県警などで捜査しているが、被害に遭ったネットバンキングの利用者のパソコンには、ウイルスに感染しているものもあったという。