JR東日本は6日、保存・復原工事を進めている東京駅丸の内駅舎の開業予定時期などを発表した。復原された駅舎は2012年3月末より見ることができ、2012年6月に駅施設の一部が開業する予定とのこと。

保存・復原工事を終えた東京駅丸の内駅舎の外観(イメージ)。同駅舎は2012年6月より、駅施設の一部で営業を開始する

東京駅周辺地区は現在、「Tokyo Station City」として都市空間整備が進められ、最大の注目施設が赤レンガの東京駅丸の内駅舎。3階および南北ドームが復原され、ドーム内の内観やレリーフも創建当時の姿に復原される。

同駅舎の駅施設の一部は2012年6月に開業し、続いて10月には、海外からの利用者に向けてサービスを提供する「JR EAST Travel Service Center」、既存の施設をさらに充実させた「東京ステーションギャラリー」「東京ステーションホテル」が相次いで開業。駅舎のライトアップも10月より開始される。

東京駅丸の内駅舎のドーム屋根はすでに姿を現している。屋根瓦には、東日本大震災の津波に耐えた国産スレートを可能な限り使用したという

工事現場の仮囲いには、復原工事を終えた駅舎のイメージも描かれてあった

2012年10月からは、東京駅丸の内駅舎のライトアップも開始予定(画像はイメージ)。照明デザイナー・面出薫氏がライトアップのデザインを手がける

東京駅八重洲口ではツインタワーが完成。現在、「グラントウキョウノースタワー」の百貨店増床部と、中央部・グランルーフなどの工事が進行中(画像はイメージ)

東京駅八重洲口開発の第2期工事の竣工予定時期も発表された。現在工事中の「グラントウキョウノースタワー」百貨店増床部は2012年8月末、ツインタワーをつなぐ中央部・グランルーフは2013年秋の竣工を予定している。