遅ればせながらの「コンビニATM」デビュー
気づいたら世の中でコンビニATMを使う人が増えているらしい。全国のセブン - イレブンなどに設置してあるセブン銀行ATMは、年間延べ6億人以上の人が利用しているそうだ。
出張先でお金が必要な時の強い味方!全国に広がる「セブン銀行ATM」
しかし、恥ずかしながら私はついつい使いなれている銀行ATMを使っており、これまでコンビニATMを使うことがなかった。最近掲載された「コンビニATMを手数料0円で利用できる」のレポートで、自分のカードも無料で使えるということを知り、今回意を決して、近所のセブン - イレブンに設置されてあるセブン銀行のATMを利用することにした。
いつもの銀行ATMに比べると、ATM自体の大きさは若干小さめの大きさだ。最初の操作は戸惑うことはない。操作画面にあるように「カードを入れるだけ」の簡単操作。実際にカードを入れてみると、いつも使っている三菱東京UFJ銀行のATMと同様の画面が出てきた。ユーザーインタフェースが異なるのであれば、少し違和感があったかもしれないが、慣れた画面で操作できるため最初から親しみを持って使うことができた。
また、ついたてがあるほか、斜め横からはATM画面や暗証番号が見えないようになっている。さらに、周りが確認できる防犯ミラーや、いざというときの防犯用押ボタンもあるため一層の安心感が得られる。
現金が出る際は、取り忘れを防止するために光る緑のランプが光り、同時に注意音が出る。注意音はストレスを感じない透明感のある音で、音声ガイダンスでは「お取り忘れにご注意ください」とのアナウンスが流れる。現金を取りだすのが遅れた場合は、さらに「お取り忘れにご注意ください」とのアナウンスが。これだけ注意を促されれば、現金を取り忘れるというシチュエーションはまずないだろう、というのが感想だ。
オペレーターの方の落ち着いた素早い回答に感心
三菱東京UFJ銀行のカードだったので手数料は無料で使えたが、夜間はどうなのか気になりATM備え付けの電話を取ってみたら、すぐにオペレーターの方が出た。その際、プッシュボタンでの操作は特に必要なかった。
三菱東京UFJ銀行が行っているATM利用手数料が無料になる優遇サービスについて、セブン銀行ATMでも同じサービスが受けられるか質問してみた。すると「メインバンク ホワイトステージ」以上であればいつでも無料で使えるので、詳しくは三菱東京UFJ銀行に照会するようにと教えてくれた。セブン銀行以外の金融機関のサービス内容についても答えてくれることが印象に残った。
「セカンドディスプレイ」やフック
ATMをよく見ると、上のほうにディスプレイもあり、使える金融機関の一覧などが表示されている。左側は固定で地域で馴染みのある金融機関のロゴが、右側は一定時間で切り替えるようになっている。使う前に自分のカードが利用できるかを画面で確認できるのは大変便利だ。
また、買い物袋をかけるための「フック」も備え付けられており実際の利用シーンを想定した作りとなっている。
コンビニATMは銀行ATMに比べ、警備体制の面であまり守られていないイメージがあったが、実際に使ってみるとさまざまな工夫で安心して使えるようになっており、初めてATMを使う人にも安心だと実感。いつでも店内に人がいるのも心強い。
今回初めて使ってみて分かった「安全性」と「利便性」を考えると、年間延べ6億人以上の人が利用しているというのも納得だ。
一度使ってみたらもう大丈夫。これからはセブン銀行ATMを利用する機会が増えそうだ。