PHP研究所コミック出版部は8月11日、『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』
を発売する。文庫版、308Pで価格は650円。
舞台は生類憐れみの令で知られる徳川第五代将軍・綱吉の時代。本所深川で評判の美人が突然美少年に襲いかかるという事件が起きた。彼女は血走った目で人肉を喰らう「屍僕」と呼ばれるゾンビと化していた。屍僕はみるみるうちに江戸の町に溢れていく。将軍に仕える側用人・柳沢吉保に屍僕発生の謎解明を命じられた俳諧師・松尾芭蕉は、弟子の曾良を伴い、「奥ノ細道」へと足を踏み入れる。
作者の森晶麿はコピーライター、クリエイティブディレクターを経て独立し、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した実力派の作家。イラストを担当するのは週刊少年マガジンで『街刃』を連載していた天辰公暸。