甘木鉄道(福岡県朝倉市)はこのほど、国鉄キハ20形車両のデザインを取り入れたレールバスの運行を開始した。

新塗装の甘木鉄道AR303

甘木鉄道は1986年、旧国鉄甘木線を引き継いで営業を開始した第3セクター方式の鉄道会社。JR鹿児島本線と接続する基山駅から、西鉄天神大牟田線との乗換えが可能な小郡駅を経て、福岡県朝倉市の甘木駅に至る13.7kmの路線を所有している。

新カラーとなった同社の車両・AR303では、旧甘木線でも活躍したキハ20形車両をイメージし、かつて国鉄のディーゼルカーにおいて標準色だった朱色とクリームのツートンカラーに。

車体側面には「AMAGI RAIL WAY」の文字と、同社のキャラクター「レビット君」がデザインされている。

1960~1970年代には一般的だったディーゼルカーのカラーを取り入れたことで、AR303の車体も国鉄時代をほうふつとさせるものに

新色レールバスの運行開始を受けて、「新鮮かつノスタルジックな雰囲気をお楽しみください」と同社はコメントしている。