前回、「せんたく便 保管パック」を利用し、クリーニング代のみならず収納スペースの節約にも役立つことを、身をもって実感した筆者("男のひとり暮らし"継続中)。保管パックの衣類が戻るのはまだ先の話だが、この機会に、「せんたく便」の他のパックも試してみたくなった。

そこで今回、たたみ仕上げの「せんたく5パック」を選び、撥水加工のオプションサービスを付けて注文することにした。

全国無料宅配クリーニングサービス「せんたく便」では、撥水加工の効果をYouTubeの動画でも公開。衣類が水をはじく様子が確認できる

撥水加工の依頼はチェックボタンを押すだけでOK!

本誌レポートでも紹介した通り、「せんたく便」の撥水加工では、衣類に付いた汚れを落とす「プレミアムコーティング」加工が採用され、強力な撥水効果を発揮する。通気性もよく、衣類の風合いや柔軟性も維持されるという。

早速、「せんたく便」サイト内の専用フォームに必要事項を入力していく。その際、「ご注文情報」の中にオプションサービスを選ぶ欄があるので、「撥水加工」にチェックすればよい。注文完了後、予定通りの日時にクロネコヤマトの担当ドライバーが集荷に来て、クロネコボックスを渡された。初回利用時に限り、このクロネコボックスに衣類を入れることになっている。

集荷に来たヤマトの担当者からクロネコボックスを渡された。ひとり暮らしの6畳間にて、最近あまり着なくなった夏物衣類を入れていく

今回、クリーニングに出したのは、夏服の中でも着る機会が少なく、"タンスの肥やし"と化していた衣類。これらをクロネコボックスに詰め、ドライバーに箱ごと渡せば集荷は完了。あとはクリーニングされて戻ってくるのを待つだけだ。

汚れをはじいて通気性も抜群。新たな"お気に入りの1着"に

そして受け取り当日。集荷と同様、ヤマトのドライバーが自宅に来て、「せんたく便」のロゴマークが入った紺の専用バッグを渡された。2回目以降の利用では、この専用バッグに衣類を入れてクリーニングに出すことで、リピート割引が適用され、各パックとも315円引き(保管パックは除く)になるという。

クリーニングに出した衣類5点は、専用バッグに入った状態で戻ってきた。バッグは衣類10点でも余裕で入りそうなくらいの大きさ

専用バッグを開けてみると、クリーニングされた衣類が1点ずつ袋にラッピングされて入っており、撥水加工を施したことを示すシールも貼ってあった。

今回はたたみ仕上げのパックだったので、洋服に多少のたたみじわも残ったが、ハンガーにかけたらさほど気にならなかった。ちなみに「せんたく便」では、たたみじわが気になる人のために、ハンガー仕上げの「せんたく便5パックDX」「せんたく便10パックDX」も用意している。

専用バッグの中には、ラッピングされた衣類5点と「せんたく便ご利用ガイド」、2回目の利用に便利なクロネコヤマトの着払い伝票、届け先記入用紙などが入っていた。衣類を包む袋には「撥水加工証」のシールも

撥水加工の効果を試してみるべく、洋服を1点選び、少量の水をかけてみた。するとみるみるうちに、洋服の表面上に無数の水玉が。服を揺らしてみても、水玉は表面上を転がるだけで、ほとんど衣服内に染み込まなかった。撥水剤でコーティングすることで、繊維の表面張力が低下するため、このような現象が発生して汚れをガードするという。

撥水加工によって、衣類に水分や汚れが付着しても繊維の中に染み込むことはあまりなく、手で払い落とすことも可能になった

色落ちや変色などの影響も心配だったが、それに関してはまったくの杞憂だった。服の見た目にほとんど変化はなく、実際に着用しても快適な着心地で、以前よりも頻繁に着ている服もあるほど。夏に着るシャツのバリエーションが増えたおかげで、当分は私服のローテーションに困ることもなさそうだ。

「せんたく便」は実店舗も持つヨシハラが手がけるクリーニングサービス。プロによるていねいな仕上がりも魅力だ

この撥水加工は、「せんたく便5パック」「せんたく便5パック」では1,500円、「せんたく便10パック」「せんたく便10パックDX」では3,000円の追加料金を支払うことでサービスを受けられる。なお、「せんたく便」では撥水加工の他に花粉防止加工(詳しくは本誌既報の通り)のオプションサービスも用意している。

7月いっぱいまで冬物衣類を受け付けている「せんたく便 保管パック」でも、3,000円の追加料金で撥水加工の注文が可能だ。

きれいにクリーニングされるだけでなく、快適な着心地を保ちながら、汚れもガードしてくれる撥水加工。一度試してみてはいかがだろうか。