歌手の水木一郎が7月10日(日)、宮城県石巻市にあるイオン石巻ショッピングセンターにて復興支援イベント「がんばれ東北!Never ねば Give Up!!」を開催。当日の午前10時ごろに三陸沖でM7.3の余震が起こり、石巻にも津波警報が発令され影響が懸念されたが、1,000人を超す観客が会場へ集まり熱いイベントとなった。
40年間、アニメソングを通して夢や希望を与え続けてきた水木は、「震災後、大人も子どももいたわり合い、必死に戦っている姿を見て、その人たちすべてがヒーローなんだと感じました。この世に実在するすべてのヒーローに捧げて歌います」と語り、石巻市に縁深い石ノ森章太郎原作の『仮面ライダー』主題歌メドレーや『マジンガーZ』などの代表曲を熱唱。
また、「粘り強く頑張っていこう」というメッセージの込められた新曲「ヒーローはNever ねば Give Up!!」を披露。水木がテーマソングを歌う秋田のご当地ヒーロー・超神ネイガーも応援に駆けつけ、会場の子どもたちを賑わせるなど、熱気溢れるステージが約1時間繰り広げられた。さらに、超神ネイガーをはじめとする東北6県のヒーローのモチーフを盛り込んだ新ヒーローの構想があることも発表。加えて、去る7月6日に全納連の納豆大使に任命された水木本人から、終演後に来場客に納豆を無料配布するサプライズも会場を盛り上げた。
なお、納豆大使とは、納豆が大好きで日本を元気にする活動を精力的に行っている著名人・文化人に贈られる称号で、長年にわたり数々のヒーローソングで人々を元気づけ、震災後に積極的に復興支援を行ったことなどが評価されての納豆大使任命となり、同6日に発売された前述の「ヒーローはNever ねば Give Up!」は、全納連の公認ソングとなっている。
さらに同曲は、日本を元気にするキャラクター企画『頑張れ!!納父さん』とコラボしたアニメーションPVも作成されている。水木は「納豆もアニメソングも人を元気にさせる源。粘り強く広めていきたい」と、大使としての意気込みを表明。
イベント終演後には同石巻市にある「石ノ森萬画館」を訪問。石巻の被災状況を踏まえ、あらためて復興に向けて末永く支援をしていく決意を語った。