JR東日本は5日、山手線で導入を進めている転落・接触事故防止用のホームドアに関して、今年度より本格的な工事に着手することを発表した。2013年度までに、計9駅で新たにホームドアが導入される。
山手線では、すでに恵比寿と目黒駅でホームドアが先行導入されており、これまで本格的な導入に備えた検証が行われてきた。ホームドア高性能センサーや、異常時に乗客をホームへ誘導する緊急脱出口など、おおむね有効に機能したという。
これらの検証結果を踏まえ、今年度から本格的な工事が始まることに。2012年度までに大崎駅と池袋駅で完成を予定しており、2013年度までに大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅にも導入される。
その他の駅については、現時点で大規模な改良が予定される新橋駅、渋谷駅、新宿駅、東京駅を除き、2017年度末までの工事完成を見込んでいる。JR東日本は、「少しでも早期に整備できるよう引き続き検討してまいります」としており、工事計画がまとまり次第、順次発表していくとのこと。