女優の松下奈緒、井川遥、臼田あさ美らが3日、都内で行われたドラマ『胡桃の部屋』(7月26日スタート NHK総合 毎週火曜 22:00～)の会見に出席した。

前列左から蟹江敬三、松下奈緒、竹下景子、後列左から瀬戸康史、井川遥、臼田あさ美　拡大画像を見る

『阿修羅のごとく』など数々のドラマ脚本を手掛けた向田邦子の同名小説を、篠崎絵里子が脚本にした同ドラマ。1980年頃の東京を舞台に、生真面目で不器用な二女・三田村桃子(松下奈緒)が、リストラを宣告されて蒸発した父(蟹江敬三)に代わって一家を守ろうとする姿をユーモラスに描く。

主演は、NHKでのドラマは、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でヒロインを演じて以来となる松下奈緒。初めての向田作品に「一度は経験してみたいなと思っていました。憧れの役をいただけて驚きましたが、普通の役を普通にやることが難しくもあり面白くもあります」と話し、「桃子という女性は二女でありながら、長女のような存在で全部のことを引き受ける使命感が強い女性。本性をさらけ出せないところが彼女の魅力ですが、感情的になるシーンは楽しんでやらせてもらってます」と笑顔だった。

三田村家の三女で、医者との玉の輿を狙っている陽子役の臼田あさ美は「陽子はお母さん(竹下景子)や弟(瀬戸康史)からだらしないと怒られても笑ってごまかすようなキャラクターです。自分に正直で感情的になってしまうところはありますが、そこに感じる陽子の意思を伝えていきたいです」と意気込んでいた。