野村證券はこのほど、給与所得者層向けサービス「ほっとダイレクト」と、セルフ層向けサービス「野村ジョイ」を統合し、新しい非対面取引サービス『野村ネット&コール』を、2011年10月3日(予定)に開始すると発表した。
「野村ネット&コール」は、給与所得者および退職者層を主要なターゲットとし、便利で付加価値の高いコールセンターサービスと、先進的で安心なインターネットサービスを併せて提供することで、「それぞれの長所を生かし、顧客のさまざまなニーズに対応する」(野村證券)。
「野村ネット&コール」の提供するコールセンターサービスは、給与所得者層のニーズにあわせ、平日夜間(午後8時まで)や土曜・日曜日も営業。オペレーターへの教育を継続的に行い、顧客の注文や手続きだけでなく、市況やライフプランなど、「多様な問合わせにも迅速かつ丁寧に応えられる体制を整える」(同社)。
インターネットサービスは、充実したリサーチ体制を背景とした、"野村ならでは"という付加価値の高い投資情報を取引サイト上で閲覧できるようにする。そのほか、実際に店舗などで開催したセミナーを録画し、取引サイト上で視聴できるサービスを開始するなど、「充実した投資情報を提供していく」としている。
さらに、店舗サービスとの連携も強化。取扱商品のラインナップを店舗サービス並みに、順次充実させていくほか、退職や相続などのライフイベントにあたって、店舗での取引がなくても顧客の希望により店舗でのコンサルティングが受けられるようにする。これにより、顧客のニーズに応じ、「店舗、コールセンター、インターネットのサービスの自由な使い分けが可能となる」(同)。