本田技研工業は、コンパクトな5ナンバーサイズでワゴンスタイルの「フィット シャトル」と「フィット シャトル ハイブリッド」を発売した。価格はシャトルが161万円から182万5600円、シャトル ハイブリッドが181万円から233万円。助手席回転シート車も用意され、価格は182万9550円から234万300円。

フィット シャトル ハイブリッド

フィット シャトルは、"コンパクトカーながら、暮らしを豊かに広げるクルマ"をコンセプトに開発。フィットで構築した高効率のパッケージングテクノロジーを核に、従来の常識を超えた広さ、使いやすさ、経済性、上質感を実現したという。

独自のセンタータンクレイアウトにより、ガソリン車(FF)は床上と床下を合わせて590Lの荷室容量を確保。ハイブリッド車もハイブリッドの機器類のレイアウトを工夫し、ガソリン車と同等の居住性、積載性とした(荷室容量は517L)。荷物の積み下ろしが楽な低いリア開口部地上高や、ワンアクションで収納可能な後席、最大奥行き1,810mmのフラットな荷室、ダブルヒンジ構造による3通りのアレンジが可能なリバーシブルフロアボードなどを装備しながら、一般的な立体駐車場に入庫できる車高(1,540mm)とした。最小回転半径は4.9m。

シャシーはフィットをベースに、さらに乗り心地を向上。応答性に優れた高性能ダンパーを採用し、優れた乗り心地と高い操縦安定性を確保した。ボディには高張力鋼板や多角形断面形状部材を採用しボディ剛性を強化。また、振動の室内への伝達抑制や遮音材・吸音材を配置することにより、ミドルセダンレベルの静粛性を実現した。

パワーユニットは。1.5L(リッター)ガソリンエンジンと、1.3Lガソリン+モーターのハイブリッドという2本立て。10・15モード燃費はガソリンのFF車が19.2~20km/L、同4WD車が16.4km/L、ハイブリッド車(FF)が30.0km/L。ハイブリッドの4WDは用意されない。トランスミッションはFFとハイブリッドがCVT、4WDは5速オートマチックとなる。またFFとハイブリッド車はエコカー減税に適合している。

エクステリアでは、メッキを大胆に施したフロントグリルを採用した。また、リアクォーターピラーに特徴的なデザインを採用した。ハイブリッド車はメッキにクリアブルー塗装を施している。インテリアは質感の高い表皮素材と、メッキパーツや塗装パーツなどで洗練されたイメージとした。シート表皮にはスウェード調素材とレザー調素材を組み合わせた。

安全性の面では、FF+ハイブリッド車にクルマの横すべりなどを抑制するVSAを標準装備したほか、頚部衝突緩和フロントシート、リア中央席のヘッドレスト、3点式ELRシートベルトなどを装備する。

15X

ハイブリッド スマートセレクション

ハイブリッド スマート セレクション 助手席回転シート車

インスツルメントパネル (ハイブリッド スマートセレクション)

インスツルメントパネル (15X)

インテリア (15X)

リアシート (ハイブリッド)

ラゲッジルームアンダーボックス(15X)

ラゲッジルーム(ハイブリッド)

シートアレンジ例

パッケージング図(FF車)

パッケージング図(ハイブリッド車)

シャシー (ハイブリッド車)

メーターの色によるコーチング機能

マルチインフォメーションディスプレイ(ハイブリッド車)/ECOスイッチ

エンジン(ハイブリッド車)

ハイブリッド(手前)/15X

ハイブリッド