富士重工業(スバル)は、「レガシィ」シリーズに改良を施すとともに、先進運転支援システム「アイサイト(EyeSight)」を搭載したグレードを拡大展開。また「アウトバック」に特別仕様車を設定し、6月14日より発売する。価格は220万5000円から372万7500円。
今回の改良では、走行性能の進化やアイサイト(Ver.2)の性能向上とともに、追加モデルや特別仕様車の設定など、シリーズ全体の商品力向上を図った。
全車、リヤラテラルリンクのアウト側へのピロボールブッシュの採用や、フロントスタビライザー取り付けブッシュの硬度変更などにより、安定性や乗り心地を向上。アイサイトはステレオカメラの認識性能向上、VDCユニットの改良、制御ソフトの熟成により、より自然で滑らかな作動を実現した。
そのほか、ウインカーの点滅が室内側から確認できるターンインジケーター付きドアミラー、インテリアには新デザインのインテリアパネルなどを採用。「2.5i L Package」、「2.5i EyeSight」、「2.5GT EyeSight」には深みのあるデザインのチタンドレープ調パネルを採用した。
追加設定グレードとして、昨年秋に発表したツーリングワゴン/B4の特別仕様車「アイサイト スポーツセレクション」をベースに、仕様装備の見直しを図った「アイサイト S パッケージ」が設けられた。
特別仕様車としては、アウトバックの「2.5i Lパッケージ」や「2.5i アイサイト」をベースに、18インチのサマータイヤやビルシュタイン製ダンパーなどを採用した「アウトバック 2.5i/2.5i アイサイト Sパッケージ リミテッド」を設定。200mmの最低地上高はそのままに、高い操縦安定性と乗り心地を実現した。