フォルクスワーゲン グループ ジャパン、4ドアクーペ「パサートCC(Passat CC)」の仕様・装備を一部見直し、1月下旬より販売する。価格は495万円(2.0TSI)と625万円(V6 4MOTION)。

フォルクスワーゲン パサートCC V6 4MOTION

パサートCCは、エレガントなデザインなどが特徴の上級4ドアクーペ。「CC」はコンフォートクーペ(Comfort Coupe)から来ている。2008年11月に日本で発売され、2010年2月にはトランスミッションに6速DSGを採用するといった変更を受けた。今回の仕様変更では、安全性・快適性向上を目的に、仕様装備を大幅に見直した。

パサートCCは導入時より4シーターで展開していたが、ユーザーからのリクエストにより、5シーターへと変更。また、新型シャラントゥアレグに続き、3モデル目となるブレーキエネルギー回生システムを搭載した。

レーダーにより前方の車両や障害物を検知するフロントモニタリングシステム「Front Assist」にシティエマージェンシーブレーキ機能が追加された。時速30km未満での走行時に機能し、衝突の可能性を検知すると自動的にブレーキを作動させ、衝突を回避、または衝突ダメージを最小限にとどめる(V6 4MOTIONに標準、2.0TSIはオプション)。

そのほか2.0TSIは、従来同様の2.0L(リッター)TSIエンジンながら、最高出力が200PSから211PSに引き上げられた。また、新デザインのアルミホイールが採用され、従来装備していたHDDナビゲーションシステム「RNS 510」がCDオーディオシステム「RCD 510」に変更された。そのほか、従来はV6 4MOTIONにしか搭載されていなかった数々のドライバー支援システムを「テクノロジーパッケージ」(30万4500円)としてオプション設定した。これにはアダプティブクルーズコントロール「ACC」、フロントモニタリングシステム「Front Assist」、レーンキープアシスト「Lane Assist」、パークディスタンスコントロールなどが含まれる。

これらの変更を受け、2.0TSIは従来モデルよりも11万円安い495万円に、V6 4MOTIONは5万円アップの625万円に設定された。

パサートCC 2.0TSI

パサートCC V6 4MOTION

パサートCC V6 4MOTION

後席シート ※オプション

ブレーキエネルギー回生システム

シティエマージェンシーブレーキ機能

アダプティブクルーズコントロール「ACC」

CDオーディオシステム「RCD 510」