星野リゾートはこのほど、中国北京市の「北京ユーヤン国際スキー場」(運営 : ユーヤングループ)内に、同市初となるスノーボーダー専用ゲレンデ「星野スノーパーク」をオープンした。同施設は、星野リゾートおよび中国スキー協会と北京ユーヤン国際スキー場との提携によるもの。

「星野スノーパーク」

同社によると、中国におけるスキー人口の増加率は著しく、現在約350万人に上るという。しかし、北京市内にある13カ所のスキー場は上級者向けが多く、スノーボード初心者が安心して楽しめる場所はほとんどない。そのような実情を踏まえて、同施設では、星野リゾートが持つスノーリゾートのノウハウを活用し、"プレイヤーサポート"の理念によりパークを造成。「ボックス」など全7個6種類のスノーボード向けアイテムを設置し、初心者でも安心して滑走を楽しめるようになっている。

施設内に看板を設置し、中国からのインバウンド需要の活性化を図る

また同社は、中国国内にてウィンタースポーツの魅力を広めることで、良質で豊富な雪がある日本への観光客誘致を計画。施設内に同社が運営するスキー場「アルファリゾート・トマム」(北海道・占冠)と「アルツ磐梯」(福島・磐梯)の看板を設置するほか、ツアー商品販売などの訪日プロモーションを展開するとしている。