大阪証券取引所はこのほど、2010年12月の売買状況について発表した。これによると、2010年12月のFX取引『大証FX』の取引高は、前月比23.2%減の60万7,459単位で、取引金額は同21.4%減の5,796億円だった。

前月比で23.2%の減少になったことについて、大阪証券取引所では、「(前月の)11月は東アジアの地政学的な動きにより、リスクヘッジ的な意味合いで取引高が増加しており、12月単月だけ見ても、(11月に比べ減少したことについては)コメントしづらい。また、他の市場でもそうだが、12月はクリスマスなどもあり、取引が減少する場合が多い。基本的には大証FXの取引高は増加する傾向にあり、今後もそうした流れは変わらないのではないか」と話している。

「大証FX」月間取引高推移

2010年12月の先物取引は、「日経225先物」の取引高が前月比22.0%増の182万1,882単位、取引金額が同27.2%増の18兆5,995億円、「日経225mini」の取引高が前月比22.0%減の777万4,541単位、取引金額が同18.7%減の7兆9,490億円だった。