KTMジャパンは、「125 DUKE(デューク)」を2011年の夏ごろに日本で発売すると発表した。価格は44万9400円。詳細なスペックは未定。
今回のモデルは、KTMとして初となる公道仕様の125ccモーターサイクル。欧州では2011年春に登場する予定。KTMらしくライディングの楽しさを追求したモデルであり、リーズナブルな価格で提供することで、若年層にも購入しやすくするという。
エンジンは4ストローク水冷単気筒。DOHC4バルブ、バランサーシャフト、電子制御ボッシュ製燃料噴射などを搭載。ボア×ストロークφ58mm×47.2mm、124.7ccのショートストロークエンジンは、欧州の法定出力制限である15ps(11kW)を10500rpmで発生。最大トルクは12Nm/8000rpmを得ている(いずれも欧州仕様)。エグゾーストパイプはシリンダー横を通り、3元触媒コンバーターを内蔵したエンジン後部のマフラーに導かれる。これはマスの集中化に貢献しつつ、省スペースも実現している。
シャシーは超軽量のスチールトレリスフレーム。サスペンションにはWP(ホワイトパワー)製のリアモノショック、WP製φ43mmのフロント倒立フォークを装備する。ブレーキはイタリアのブレンボ社と共同開発されたもの。ディスク径は前φ280mm、後φ230mm。ホイールは17インチで、前3.00インチ、後4.00インチのワイドリムに、前110/70-17、後150/60-17のタイヤを装着する。車両重量は11L(リッター)の燃料タンクを満タンにした状態で125kgに抑えられている。