本田技研工業は、新型のロードスポーツモデル「CBR250R」をタイで生産し、11月より発売する。日本国内へは、2011年春の導入を予定している。価格や具体的な発売時期は未定。
今回のモデルは、開発段階から日本とタイで研究開発を進め、世界各国の多様なニーズに応えるように設計された。タイの生産会社タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドで生産され、アセアン地域をはじめ、日本、欧州、北米、オーストラリアなどに輸出される。
CBR250Rは、新開発の水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブの250ccエンジンを搭載。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)やO2センサー、触媒装置(キャタライザー)などを装備し、欧州の排出ガス基準Euro3、タイの第6次エミッション規制に適合する。フレームは、剛性の高いトラス構造のダイヤモンドフレームを採用。軽快なハンドリングと、安心感のある操縦特性とした。フルカウルも装備する。また安全面では、250ccロードスポーツモデルとしては初となる前後輪連動ABS(コンバインドABS)も設定される。