外為どっとコムは25日、店頭FX(外国為替保証金取引)サービス『FXステージ』の全サービスを終了することを決定したと発表した。同サービスの終了時期は、来年(2011年)3月末を予定している。

「FXステージ」では、2010年3月に実施した取引システムのリニューアル以降、同システムには不安定な要素があり、2010年9月17日付で関東財務局より下された行政処分の該当事項となったものも含め、これまで数々のシステム障害の発生を招いている。

外為どっとコムでは、こうした障害の発生の度に、その原因の究明とともに不具合解消のための作業を実施してきたが、今後新規建玉の取引を再開した場合、「新たな障害の発生に伴う顧客へのさらなる悪影響の懸念を払拭できるまでには至っていない」としている。同社は、こうした経緯に鑑み検討を重ねた結果、抜本的解決策として、同サービスの終了を決断した。

なお同社では、上記決定に伴うFXステージサービス終了後も取引手数料無料のFXサービスを引き続き顧客に提供できるよう、業務停止期間経過後より「外貨ネクスト」オンライン取引の取引手数料を撤廃し「無料」(0円)とする。