アイシェアは7日、20代~40代のネットユーザーを対象に実施した「アメニティグッズに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、9月15日~21日の期間に同社無料メール転送サービス「CLUB BBQ」会員を対象にインターネット上で行われ、全国の男女470名から有効回答を得た。

同調査は、大手旅行会社などがエコ宿泊キャンペーンとして、アメニティグッズを用意しない代わりに宿泊料金が割安になるなどの宿泊プランを販売することをうけ、宿泊などの機会にアメニティグッズを利用している人の割合や、アメニティグッズ持参キャンペーンの利用意向などをアンケートしたもの。

まず、今までにシャンプーやボディソープなどのアメニティグッズが置いてある宿泊施設に泊まったことがあるかと尋ねると、84.9%が「ある」と回答し、「ない」と回答した人は15.1%となった。

「ある」と答えた399名に対し、宿泊施設にアメニティグッズとしてシャンプーやボディソープが置いてある場合でも、別のシャンプーなどを持参するかと聞いたところ、「必ず持参する」は7.8%、「持参することが多い」は34.3%となり、合わせて42.1%が持参することがあると判明。なお、「必ず持参する」は2009年の14.1%から半減する結果となった。

「もしアメニティグッズを置いている宿泊施設で、アメニティグッズ持参で宿泊料金割引など特典があれば、宿泊の機会がある時に利用したいと思いますか?」アイシェア調べ

「必ず持参する」以外の、持参しないことがあるという368名に対して、もしアメニティグッズを置いている宿泊施設で、アメニティグッズ持参で宿泊料金割引など特典があれば利用したいと思うかと質問したところ、「ぜひ利用したい(38.9%)」と「1度は利用したい」(43.2%)を合わせた82.1%が「利用したい」と回答。それに対して「利用したくない」は17.9%と2割以下にとどまる結果に。利用意向者は8割以上に上ったほか、女性(85.1%)と30代(86.1%)で持参特典の利用希望者が多くなっていることが目を引いた。

なお、アメニティグッズを「持参することが多い」人で、宿泊特典を「利用したい」人は86.9%、「持参しない」人でも79.2%が宿泊特典の利用意向を示した。これらの結果から、宿泊特典キャンペーンはアメニティグッズ持参率向上への有効な動機付けになると同社は推察している。