マネックス証券は1日、独自の資産設計アドバイスツール『MONEX VISION β(マネックス ビジョン ベータ)』を、全口座保有者に向け提供開始したと発表した。
マネックス証券は、個人投資家に向けて提唱してきた長期分散投資による資産設計をサポートするサービスとして、資産設計アドバイスツール「MONEX VISION」の開発を進めてきた。これまで、2010年1月と3月の2回にわたり、マネックス証券の口座保有者の延べ約1,400人が、「MONEX VISION」ベータ版を限定モニターとして利用した。
今回同社は、ベータ版に対して寄せられた意見・要望を取り入れて大幅にリニューアルした「MONEX VISION β」の提供を、1日から開始。マネックス証券に口座を持つ顧客は、誰でもすぐに無料で利用できる。長期分散投資になじみの薄い顧客でも直感的に利用できるデザインや使い勝手を実現したといい、ヘルプ機能も充実させている。
MONEX VISION βでは、保有資産の資産構成を分析・可視化することが可能。保有資産を、「国内株式」「国内債券」など全11種類の資産クラスに分類表示、マネックス証券以外で保有する資産の追加登録もできる。
3つのタイプから選択した目標ポートフォリオと現在のポートフォリオを比較可能。目標値を基準としたスコア表示や、ひと言分析・アドバイスを提供する。また、「マーケットビュー」機能を利用し、目標ポートフォリオにマネックス証券提供の相場見通しを反映させることで、「マーケット状況に応じた機動的な対処もできる」(マネックス証券)。
さらに、最新の金融工学理論を駆使し、購入予定金額をどのような資産クラスまたはファンドに配分したらよいかを、リスク・リターンの変化に基づいてアドバイス。リターン予測では、過去の値動きを参考に1年後・3年後・5年後のリターンを予測する。