8月14日公開の映画『ベスト・キッド』のPRのため、主演のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、プロデュースを務めたウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻が来日し、5日、都内で記者会見を行った。

左からジャッキー・チェン、ジェイデン・スミス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ウィル・スミス

多くの報道陣を前にして、4人とも異口同音に「日本は大のお気に入り!」と挨拶して会見がスタート。小さいころから空手を習っているという主演のジェイデン・スミスは「カンフーは想像以上に難しかったけど楽しかった」と笑顔で感想を。一方、同作のプロデュースを手がけたウィル・スミスは、息子・ジェイデンについて「彼もプレッシャーがあったと思う。ポテンシャルを秘めているので、最高の彼を引き出そうとしたよ」と"親バカ"ぶりを披露。ジャッキー・チェンは「ジェイデンは本当に才能ある役者。僕の若いころはトレーニングを無理やりやらされたけど、彼は自分からやっていた。ウィル・スミスと私を合わせたスターになると思うよ」と絶賛した。

また、ジャッキー・チェンからは「このまま中国に残ってトレーニングするなら、ジェイデンを養子にするよ。いや、僕が養子となってジャッキー・スミスと名乗ろう(笑)」という発言も飛び出すなど、ジェイデンの将来に期待を寄せているようだった。

キスシーンに挑戦したジェイデンにアドバイスしたというウィル・スミスは、妻・ジェイダを相手に実演してみせる一幕も

「僕も師匠をやる年齢になったんだと思ったよ」としみじみのジャッキー・チェン。「ジェイデンを見ていたら若いころを思い出した。だからきっとジェイデンもいずれは師匠になれるかも」

同作は、1984年に公開されて大ヒットした『ベスト・キッド』を、空手からカンフーに置き換えてリメイク。アメリカから北京に引っ越してきた少年・ドレ(ジェイデン・スミス)が、新しい環境になじめずにいじめられる日々を送るが、カンフーの達人・ハン(ジャッキー・チェン)と出会い、心身ともに成長していく姿を描く。

映画『ベスト・キッド』は、8月14日より新宿ピカデリーほかで全国公開。