ドイツ・ブルクドルフ(ハノーバー近郊)にて7月1日~3日に開催された「IFMAR ISTC 電動ツーリングカー世界選手権」で、TRF(タミヤレーシングファクトリー)から参戦したドイツ人ドライバー、マーク・ライナート(24)が、タミヤ製RCカーのトップモデル「TRF416X」を使用して優勝、世界タイトルを獲得した。
「IFMAR 世界選手権」は、世界各国のRCメーカーとトップドライバーが出場する、最先端の技術と極限のテクニックによって競われるRCカーレースの最高峰。車種カテゴリー毎に隔年開催され、タミヤは最高速度100km/hに達しようかという最激戦区のISTCクラスで2002年、2004年、2008年と優勝しており、今回の2010年大会で4度目の世界タイトル獲得となった。
マーク・ライナートは予選を1位で通過。決勝レースでも3ラウンドの内2ラウンドを連取してチャンピオンの座を確定。2008年タイ大会に引き続く連覇(通算3度目)を達成した。また、16才のヤングドライバー、エリオット・ハーパー(英国)が躍進の3位表彰台、ジレス・グロスカンプ(オランダ)が6位、ビクター・ウィルク(スウェーデン)も10位に入賞。
特筆すべきは、トップ10台中4台が「TRF416X」を使用、うち2台が表彰台獲得の好成績を収めたこと。この結果により、各ドライバーのテクニックはもちろん、市販マシン「TRF416X」の優れた性能が証明されたことになる。なお、マーク・ライナートの使用した優勝マシンは、7月16日(金)まで「タミヤ プラモデルファクトリー新橋店」に展示される予定。
<トップ10に入賞したTRFのドライバー>順位 | ドライバー | 使用マシン |
---|---|---|
1位 | マーク・ライナート | TRF416X |
3位 | エリオット・ハーパー | |
6位 | ジレス・グロスカンプ | |
10位 | ビクター・ウィルク |