ヒューマは、五月病に関する意識調査を公表した。調査結果によると、「あなたは今まで、五月病になった事がありますか?」との問いに全体の38.3%が「ある、あると思う」と答えた。性別では男性が32.3%、女性が40.2%と、男性より女性の割合が多い結果となった。

五月病の症状として、最も多く挙げられたのが「学校、会社に行きたくない」で、7割以上が回答した。また、五月病になったことがある人と、なったことがない人では症状の認識に違いがあることが明らかになった。たとえば、五月病になったことがある、あると思う人の半数近くが「疲れやすく、すぐ横になりたくなる」「疲れがとれない」「ささいなことにクヨクヨしてしまったり、イライラしてしまう」を症状として挙げたのに対し、五月病になったことがない人の3割前後が回答するにとどまった。

五月病にかかったら誰かに相談するかとの問いには、五月病になったことがある、あると思う人の44.5%が「誰にも相談していない、しないと思う」と回答。一方、五月病になったことがない人の45.1%は相談相手として家族を選んだ。相談する相手によって解決する割合は増えるかどうかについて、五月病になったことがある、あると思う人に尋ねたところ、「とても解決した」「少し解決した」の合計値では、どの相談相手でも7~8割に達した。なかでも「とても解決した」と思う相談相手は、会社の上司や部下が多く、家族や専門家よりも効果が高いと考える人が多いとしている。