大阪証券取引所は10日、ニットや女性下着用の糸および産業機械の製造を行うファブリカ トヤマの株式(市場第二部、3129)について、監理銘柄(確認中)に指定すると発表した。

指定期間は、2010年5月10日から、大証が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。

指定理由について大証では、「上場会社が株券上場廃止基準の取扱い1(13)Bに規定する株式交換に関する取締役会決議を行ったため」としている。

大証によると、ファブリカ トヤマは10日、澁谷工業(東証第一部、コード 6340)を完全親会社とする株式交換に関する取締役会決議を行った。

大証では、今後、ファブリカ トヤマの定時株主総会において、上記の議案が承認可決された場合には、上場廃止基準に該当するため、「当該公表をもって、そのおそれがあるものと認め、同社株式を監理銘柄(確認中)に指定することとする」としている。