TVアニメ『君に届け』、東京ドームシティで500人以上に見守られて北幌高校卒業式を開催

2009年10月から放送され、原作ファンも納得の内容で、好評のうちに終了したTVアニメ『君に届け』。その最終回を記念して、3月22日に東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージにて「アニメ『君に届け』第2回公式イベント 2010年春 北幌高校卒業式」が行われた。

会場には主人公である黒沼爽子役の能登麻美子をはじめ、個性的なクラスメイトを演じた声優陣が出席。休日の東京ドームシティでの開催とあって、500人のファンに加えて、多数の観客が足を止めていた。

卒業式ではまず今回イベントに足を運べなかった吉田千鶴役の三瓶由布子、矢野あやね役の沢城みゆきからの祝電メッセージを代読。続いて風早翔太役の浪川大輔、真田龍役の中村悠一のふたりによる映像祝電も披露された。「アフレコ中の雰囲気はまるで教室みたいだった」と共演者たちが口々に語るように、どのメッセージも声優陣同士の親密さをうかがわせるユーモアあふれる内容。

続いて行われた「感謝の辞」は、アニメの名場面の上映に合わせ、卒業式では定番の「呼びかけ」スタイルで卒業メッセージを朗読するというもの。単なる総集編上映ではない形で、出演者たちがそれぞれのドラマを振り返る一幕となった。

そしていよいよ卒業式は、オープニングテーマ「きみにとどけ」を手がけたタニザワトモフミが同曲ほかを披露する「卒業演奏」に続いて、会場に集まった出演者とファン全員による「きみにとどけ」の「合唱」が行われることに。東京ドームシティだけに、時折ジェットコースターも通るという賑やかなハプニングもありつつ、多くのファンの協力によって、めでたくこの日だけの「きみにとどけ」が歌われた。

この日収録された合唱は、タニザワトモフミのアルバム『まぼろし時計』(発売中)の初回限定盤購入者のなかから、先着1,000名にプレゼントされる「きみにとどけ」スペシャルCDに収録される予定。応募方法などの詳細は、CDに封入されているハガキを参照してほしい。合唱のあとは、来場者に抽選で卒業証書を手渡す「卒業証書授与式」が行われ、卒業式も無事に終了。以下、出演者から『君に届け』ファンへのメッセージを紹介しておきたい。

■能登麻美子 (黒沼爽子役) 「こんなにたくさんの方々が集まってくださって、本当にうれしく思います。あらためてこの作品に関われて幸せだったと思います。アニメは一度終わってしまいますけど、原作は続いていますし、これからもこの作品をみなさんに愛していただけたら本当にうれしいです」

■小野友樹 (ピン役) 「ファンの皆さんと直に触れ合うことができて、あらためてこの作品は人を引きつける魅力があるんだなと感じました。原作も続いていますし、もしみなさんの声が大きければ『2期もあるのか!?』みたいな感じです。ぜひまたみなさんとお会いできればと思います」

■山中真尋 (ジョー役) 「なによりもイベントの時間をこれだけの方々と共有できたのが一番うれしいことです。アニメは最終回を迎えてしまいますけど、原作もDVDもありますし、まだまだこれからも応援よろしくお願いします」

■徳本恭敏 (浜崎役) 「あまり長くは語りません。みなさん、今日は楽しんでいただけましたか! (会場拍手)。それが聞ければ大満足です。本当に今日はこういうところに出られてうれしかったです。今後ともみんなでクラスメイトとして楽しくやっていきたいですね」

■宮川美保 (遠藤朋実役) 「今日はクラスメイトということで、うじゃうじゃたくさん来たんですけど、誰が誰か把握しきれない方も、もう1回家に帰ったらDVDを見直して把握していただければと思います。とてもたくさんの方に来ていただいて楽しかったです。ありがとうございました」

■ゆりん (高橋千草役) 「今日はここに来ていいのかなという不安のなか来てしまったんですが、これからまだまだこのチームは盛り上がっていくと思いますので『君に届け』をよろしくお願いいたします」

『君に届け』の放送は最終回を迎えたものの、4月21日にはDVD第5巻が発売予定となっている。第5巻の初回生産分には、爽子の大切な友人であるあやねとちづのスピンオフドラマを収録したドラマCDや、ちび爽子マスコット(みつばちVer.)、イラストカードなど特典も満載。さらに実写映画化も進行中とあって、まだまだ今年も爽子と翔太たちのドラマから目が離せそうにない。

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