ホンダ、大型クルーザーバイク「VT1300CR/CS」

本田技研工業は、ロー&ロングな車体にV型2気筒1,300ccエンジンを搭載した大型クルーザー「VT1300CR」を4月28日に、「VT1300CS」を5月18日に発売する。価格はどちらも124万9500円(スタンダードタイプ)と132万3000円(ABSタイプ)。

両車は、昨年11月に発売された「VT1300CX」と共通のエンジンを使用するクルーザーモデル。スイングアームとファイナルギアを別体化した「フローティング・ファイナルギア」、メンテナンスフリーのシャフトドライブなど、機構はほぼ同一だが、フレームは新設計されている。

VT1300CRはステアリングヘッド部を低く設計し、フロント方向に低く長くラウンドさせたグースネック形状とすることで、レトロでなスタイリングを実現。タイヤはフロントに17インチ、リアに15インチの幅広いサイズを採用し、深い前後フェンダーを装備している。専用のワイドハンドルや幅広いシートなどにより、長距離走行でも快適に走行できるとしている。

VT1300CSはVT1300CRと共通のフレームながら、フロントに21インチの大径タイヤを採用。前後フェンダーを軽快なナロータイプとすることで、伸びやかでスポーティーなスタイリングとした。専用のスポーティーなハンドルなどで、市街地からワインディングまで軽快な走行が楽しめるとしている。

VT1300CR・CSの主な仕様は以下のとおり【カッコ内はCS】。全長2,650mm×全幅970mm×全高1,085mm【全長2,580mm×全幅820mm×全高1,100mm】、ホイールベース1,785mm、シート高680mm【684mm】、車両重量309kg【304kg】※、水冷4ストロークOHC 3バルブV型2気筒エンジン、1,312cm3 (ボアφ89.5×ストローク104.3mm)、最高出力40kW (54PS) /4,250rpm、最大トルク103Nm (10.5kgm) /2,750pm、5速リターン、セルフ式スターター、タンク容量 16L、タイヤ:前140/80-17 M/C 69H【90/90-21 M/C 54H】 後170/80-15 M/C 77H。※ABSモデルは車両重量が6kg増となる。