ヤマハブースでは、カラーリングが特徴的な「セロー25周年記念モデル」やレース車輌「YZF-M1」の2010年モデルなどを展示していた。また、参考出品として欧州向けモデルの「スーパーテネレ」が展示されており、ファンの関心を集めていた。
「セロー」アニバーサリーモデルは、カモフラ×マットブラック
ブース中央のディスプレーには、「VMAX」や「YZF-R1」といった大型の人気バイクをライトアップ。ゼッケン46番を付けた「YZR-M1」は、ロードレース世界選手権MotoGPで活躍するバレンティーノ・ロッシ選手のマシン。同選手のヘルメットとともに展示されていた。
手前のフロアには同じくVMAXやYZF-R1、「SR400」など多くの人気モデルが並び、自由に跨がることができる。特にVMAXは、実際に跨がった場合のボリューム感を確かめるためか、多くの来場者が跨がって写真を撮っているのが印象的だった。
中央ディスプレーの裏側には、市販予定車の「セロー25周年記念モデル」展示されていた。1985年に誕生以来、四半世紀もユーザーに支持されてきたセローのアニバーサリーモデルであり、ネイチャー系の外装を備えて登場するようだ。マットブラック処理されたタンクに、カモフラージュのような柄のシュラウドやフロントフェンダーを装備。このグラフィックはシールのようなものだという。やや軍用車のイメージに近い気がするが、そういうイメージにならないようにほかのパーツの配色、カモフラージュの柄などに配慮したとのこと。大阪モーターサイクルショーに続いてのお披露目となる。
21年ぶりのニューモデル、欧州向けの「スーパーテネレ」
過酷なラリーとして名高い「ダカール・ラリー」で80~90年代に活躍した「テネレ」の市販車モデル「スーパーテネレ」が、21年ぶりのニューモデルとなってお目見えした。新開発の並列2気筒1200ccエンジンや前後連動ブレーキ、フューエルインジェクション、リニア制御ABSなど、最新技術を搭載して生まれ変わった。切り替えられる走行モードや、トラクションコントロールなど、走行能力も楽しみ。このスーパーテネレは今年5月以降に欧州で発売される予定で、日本での発売は未定となっている。
ほかにも、電動スクーター「EC-03」や「TMAX」の10周年記念モデル「WHITEMAX」などが展示されていた。
オイルやケミカルに力を入れていた「Y'Sギア」ブース
ヤマハブースに併設された「Y'Sギア」ブースには、ヘルメットやウエア、各種アクセサリーが展示されていた。ブース内で多くの面積を専有していたのは、オイルやケミカルのブランド「ヤマルーブ」だ。これはヤマハ純正4ストロークオイルとして定評のあった「エフェロ」が、2009年9月よりヤマルーブブランドに変更されもの。また、「ME」シリーズとして展開していたケミカル類も同じくヤマルーブとなった。スタッフ全員が「YAMALUBE」ロゴが入ったジャケットを着ており、力の入れようが伺えた。