昨年12月の『M-1グランプリ2009』(以下、M-1)決勝で熾烈な戦いを繰り広げたファイナリストたちが大阪・なんばグランド花月に再び結集し、爆笑ネタを披露するイベント『M-1グランプリ2009リターンズ』の模様が2月28日15:30からABCテレビで放送される。

なんばグランド花月に集まった2009年『M-1』ファイナリストたち

『リターンズ』は『M-1』開催後に毎年行われ、チケットが即完売になってしまう人気イベント。今年は、完全優勝で頂点に立った昨年王者のパンクブーブーをはじめ、笑い飯、ナイツ、ハライチ、東京ダイナマイト、モンスターエンジン、南海キャンディーズ、ハリセンボンのファイナリスト8組がステージに顔を揃えた。

賞金贈呈式後に漫才に臨んだパンクブーブーは「『もうお金持ってるし』みたいな目で見られてるんじゃないかと」と妙な心配を

パンクブーブーは堂々たるキングの漫才を披露。電化製品を買おうと店にやってきた黒瀬が、店員・佐藤のぶっ飛んだ接客に翻弄されるというネタで客席を爆笑の渦に。"鳥人"で『M-1』史上初の100点満点をもぎ取った笑い飯は、"田んぼ入道"なる新たな怪キャラが登場する漫才で会場を沸かせた。また、決勝で惜しくも上位3組に残れなかったファイナリストたちは、最終決戦にぶつけるはずだったネタ幻の2本目を熱演。さらに、天竺鼠、銀シャリ、かまいたちら準決勝まで勝ち残った実力派も登場し、今年の『M-1』にかける意気込みも新たな、気合いの入った漫才を見せた。

たむらけんじから「なんで決勝で"チンポジ"やったん?」と真顔でたずねられるなど"チンポジ"でいじり倒されていた笑い飯

また、イベントの恒例行事となっているのが「1,000万円贈呈式」。『M-1』王者は毎年、この舞台上で初めて優勝賞金を手にするが、喜びの絶頂から一気にヘコまされる?サプライズが仕掛けられるのが通例だ。今年は、パンクブーブー黒瀬が事前に書いたアンケートに賞金の使い途を「母親に100万円」と記していたことが公表された直後、客席から黒瀬の母・しずこさんが満面の笑顔で現れた。「来てるの知らんかった…」と放心状態の黒瀬を尻目に、息子からもらえる金額を3倍にまで増やせるゲーム「目指せ300万円!親孝行ジャンピングチャンス」にノリノリで挑むしずこさんと、勝手にゲームを進める司会の陣内智則とたむらけんじ。予期せぬ事態にアタフタするばかりの黒瀬は「おかしいでしょ!もうみんなが何言ってんだが全然わかんない!」とパニックに!?

突然、ステージに乱入したしずこさんにあ然としながらも、黒瀬は「親孝行できてよかった」とシミジミ

さらに、ファイナリストたちが『M-1』裏話を明かすトークも。今年の大会にも出場を表明した笑い飯は「優勝できなかったら"チンポジ"は封印!」と茶の間を震撼させたあの最終決戦ネタを持ち出して早くも公約を。ハライチ岩井が実は東京ダイナマイトの大ファンだったことが発覚するなど、衝撃発言続出? のトークを繰り広げる。