名古屋鉄道は27日、7100系の定期運行を11月27日に終了すると発表した。7100系は7000系パノラマカーを長編成化するために作られた7050形中間車。後年、パノラマカーの編成短縮のために余剰となったため、運転台を設置して独立した編成を組んだ。展望席のない4両1編成のみ作られ、後に2両が廃車されて2両編成となり、現在は三河線で運行している。しかし老朽化や部品調達が難しいため引退するとのこと。
同社は7100系の引退を記念して、11月1日~27日に記念系統板を掲出して運行する。また、11月1日~12月31日に「さよなら7100系記念乗車券」を販売する。価格は710円で2,000セットの数量限定。売り切れ次第販売終了となる。販売場所は名鉄名古屋などの駅サービスセンター、豊橋駅、金山駅、中部国際空港駅、栄町駅。また、名鉄ホームページ「Mモール」 で通信販売も実施するという。
さらに、定期運行引退後の11月29日に「さよなら運転」を実施するという。行程は名古屋本線豊明駅14:41発、伊奈駅で折り返し、本宿駅16:24着。この列車に乗車するには、11月21日~28日に販売する 「7100系さよなら運転」乗車券が必要となる。価格は大人3,500円、小児1,750円。定員は200名で、定員に達し次第販売終了とのこと。なお、豊明駅では13:00から乗客限定の写真撮影会を実施する予定。
「7100系さよなら運転」は7100系2両編成に7700系2両編成を連結した4両編成となる予定。7700系は7100系に似た姿の電車で、こちらは当初から運転台付きで製造され、主に支線用特急電車として活躍したとのこと。