ニコラス・ケイジ主演の映画『ノウイング』は、タイムカプセルに入れられた1枚の紙から物語が始まる。このストーリー内容にちなみ、14年後に開校150周年を迎える有馬小学校(東京都中央区)で、29日、タイムカプセル埋蔵記念式典を開催。本作に出演するチャンドラー・カンタベリーが出席したほか、特別ゲストとしてリア・ディゾン、安達祐実、さくらまやが招かれた。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』にも出演していたチャンドラーは、いまハリウッドで最も注目を集める天才子役のひとり。リアのエスコートで現れた彼は、「コンニチハ」と日本語で挨拶した後、「日本は初めてだけど、かっこいい街だし、人もみんな優しくて大好きになったよ」とコメント。10歳らしからぬ落ち着いた雰囲気に、同世代の有馬小の児童から、「かっこいいです」「同い年なのに、すごく歳が離れているような感じがします」との声が。
一方、母親になったばかりのリアは、チャンドラーの印象を、「かわいいですね。持ち帰りたいくらい(笑)。映画では大人っぽいけど、実際に会うと子供らしいところもあって、そのギャップも魅力だと思います」とコメント。子役時代から女優として活躍してきた安達は、「私からアドバイスなんて恐れ多いのですが……。これからも楽しみつつ、たくさんお仕事してください」と彼にメッセージを贈った。ともに一児の母であるリアと安達は、それぞれ愛娘への思いを綴った手紙を披露。これらは児童たちの手紙とともにタイムカプセルに入れられた。
安達祐実は14年後の愛娘に向け、「母である私は41歳になっています。きっといまと変わらず、あなたが私の娘であることをとても喜んでいるでしょう」と書かれた手紙を朗読 |
10歳の演歌歌手・さくらまや。「歌で1個でも多くの夢を実現させて」と、14年後の自分にメッセージを贈った後、「翼をください」を熱唱。その模様を録音したCDをカプセルへ |
イベント終了後の会見では、リアが愛娘の将来について、「娘がやりたいことがあればサポートしたいですね」とコメントしつつ、「もし科学者とかになってくれたら嬉しいかも……」と母親らしい一面を見せる場面も。
チャンドラーは自身の14年後について、「映画だけじゃなく、ドラマなどでも活躍できるような俳優になれるといいね」。ちなみに今回の来日中、プロ野球を見に行く予定もあるそうで、「ジャイアンツの試合を見るよ。野球が大好きなんだ」と嬉しそうに話していた。
映画『ノウイング』は、7月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。