KDDIは11日、地震被害に対する防災対策などを尋ねた「震災時に関する調査」の結果を公表した。同調査は5月31日~6月2日の期間にインターネット上で行われ、20歳から49歳の男女500名から回答を得た。

調査の結果、地震などの非常時に必ず持って行きたい物の1位は「財布」(42.9%)、2位「携帯電話」(23.8%)、3位「めがね・コンタクトレンズ」(11.1%)の順になった。財布が4割以上のポイントを獲得したほか、コミュニケーションツールである携帯電話も高い支持を集めた。

「非常時に必ず持っていくであろう物はどれですか?」KDDI調べ

続いて、震災時に懸念されることを尋ねたところ、半数以上の52.7%が「離れた家族・友人の安否」と回答。次いで2位「水」(19.5%)、3位「食糧」(13.1%)、4位「排泄」(8.7%)との結果になった。家族や友人の安否を確認する方法としては、84.7%が「自分の携帯電話で」連絡を取ると答えている。

「震災時に懸念されることは次のうちどれですか?」KDDI調べ

震災時に携帯電話を使用する上で不安に思うことを聞くと、1位「充電切れ」(47.8%)、2位「回線の混雑」(42.4%)、3位「電波障害(電波がない)」(7.5%)との結果に。しかし、普段充電器を持ち歩いているかとの質問では、8割近くの78.7%が「いいえ」と回答し、「はい」は21.3%にとどまった。このことから、今後の防災準備では携帯電話の充電切れへの対応策が課題であることが明らかになった。

「震災時に携帯電話を使用する上で、不安に思うことは何ですか?」KDDI調べ