夏には「アニメロサマーライブ 2009 - RE:BRIDGE」への出演も決まるなど、2009年も絶好調の彩音。そんな彼女にとって初となるワンマンライブツアー「AYANE Live Tour 2009」も、名古屋、大阪を経て、5月10日、東京・渋谷の「DUO -Music Exchange-」にてファイナルを迎えた。
会場を埋め尽くすファンの歓声に呼び出されるようにステージに飛び出した彩音。オープニングナンバーは、2008年の彼女にとっての代表曲であり、前回のライブではラストナンバーとなった「Lunatic Tears...」だ。曲のイメージどおり、真紅に染まったステージにて、スタートから全開のパフォーマンスをみせる彩音。そして、おなじみの曲だけに、観客のテンションもスタートから最高調に達する「笑顔で怪我のないように最後まで楽しんで帰ってくださいね」というMCとともに、最後にして最高の夜が始まった。
アルバム「Elephant Notes」の収録曲が中心となった前回のライブとは異なり、今回のツアーは事前に集められたアンケートをベースにセットリストが組み上げられた。そのため、「Lunatic Tears...」をはじめ、「嘆きノ森」や「DOLPHIN☆JET」といったおなじみの楽曲はもちろん、なかなか生では披露機会の少ない楽曲などが織り交ぜられた、まさにバラエティ感満点の構成となった。
特に、東京会場限定で披露された「ARCHIVE LOVERS」や「Wish ON TRUTH」などは、まさにファン感涙のナンバーとなった。また、今回のライブは「歌」を中心とした内容で、MCは少々控え気味。彩音の生の声が聞けないといった点では少々残念なところだが、その分、楽曲の数は豊富で、デビュー曲「KIZUNA~絆」から2009年4月にリリースされた新曲までもがきっちりと網羅された。
歌中心とはいえ、もちろんそれだけにとどまらない。衣装チェンジの際には、ステージ上のバンドメンバーによって生演奏が行われたほか、要所要所でダンサーを引き連れてのダンスを披露。彩音の魅力が十二分に発揮されたステージは、以前から彼女を知っているファンはもちろん、新たに彼女を知ったファンをも十分に満足させる内容で、「夢は想い続ければ、必ず叶う」と語る彩音の、現時点における集大成ともいえるステージが繰り広げられた。
もはや恒例!? 2回目のアンコールまで全開
最後の曲となった「Endless Tears...」を熱唱し、ステージを降りる彩音。もちろん観客からはアンコールの声が上がる。その声に導かれるように、再びステージに登場した彩音は「GRAVITY ERROR」「コンプレックス・イマージュ」「ロマンシングストーリー」をダンスを交えながら披露する。「コンプレックス・イマージュ」については、ファンと一体になった大合唱も行われるなど、ツアーのファイナルにふさわしい幕切れを感じさせる。 しかし、それでも満足しきれない観客からは、さらなる「もう一回」コールの声。前回のライブでも行われた2nd アンコールが今回も実現した。「彩音の性格をよく知っていますね」と笑顔でステージに姿を見せた彩音は、「もう用意している曲がない」と語りながらも、ファンの声に押されるように、名古屋や大阪会場限定のはずだった「After Rain」と「Private Place」を披露。観客のテンションを最後まで途切らせず、約2時間30分のライブを一気に駆け抜けた。
「AYANE Live Tour Final at DUO -Music Exchange-」楽曲リスト
01 | Lunatic Tears... |
---|---|
02 | 嘆きノ森 |
03 | あの空の果てまで |
04 | プリミディア |
05 | ARCHIVE LOVERS |
06 | DOLPHIN☆JET |
07 | その先にある、誰かの笑顔の為に |
08 | KIZUNA~絆 |
09 | Wish ON TRUTH |
10 | 龍刻の彼方へ |
11 | カカシ |
12 | close your Eyes |
13 | 永遠のメモリーズ |
14 | ORANGE |
15 | Endless Tears... |
アンコール | |
16 | GRAVITY ERROR |
17 | コンプレックス・イマージュ |
18 | ロマンシングストーリー |
2nd アンコール | |
19 | After Rain |
20 | Private Place |