「BASELWORLD 2009」でベル&ロスは、航空機の計器をモチーフとした角形フォルムの「BR01」シリーズを中心に、各種新モデルを発表している。

ベル&ロスのブース

毎年新作が登場しているBR01だが、今年のモデルの中でも特徴的なのが、ドクロ型のケースを採用した500本限定の「INSTRUMENT BR01 AIRBORNE」だ。これは、アメリカ軍の一部の部隊でワッペンや戦闘機のマーキングにドクロのシンボルが使用されていることにちなんだもの。兵士たちの間でドクロのシンボルは武運を祈願するタリスマンとして用いられており、BR01 AIRBORNEのデザインもそうしたお守りの意味を持たせることを意図している。

ケースそのものにドクロの形を採り入れた「INSTRUMENT BR01 AIRBORNE」

文字板のドクロ部分には蓄光塗料が使用されており、暗い場所では深い緑色に光る。風防には無反射コーティング加工のサファイアクリスタルガラスが用いられているほか、ケースはカーボンパウダーコーティングによるブラックとなっている。日本市場向けにはこの夏よりラバーストラップ仕様のモデルが提供される見込みで、価格は525,000円(予価)。

プリント入りのカーフストラップも特徴的な「INSTRUMENT BR01 HERITAGE」

また、「ミリタリーらしさの原点に立ち返る」ことを意識したデザインの「INSTRUMENT BR01 HERITAGE」もあわせて公開されている。航空機の計器のデザインを模していることはシリーズ共通だが、このモデルでは1940年代の軍用機をイメージしたデザインとなっており、針や文字板のインデックス部分にサンドカラーを取り入れ、塗料が経年変化で色づいたような雰囲気を味わえる。同じく今夏発売予定で、価格は451,500円(予価)。

そのほかGMT機能を搭載した「BR01-93 24H GMT」(左手前)、レーダーをイメージした「BR01-92 RADAR」(左奥)、方位磁針をイメージした「BR01-92 COMPASS」(右)などが出展された