ライフネット生命保険は26日、既婚者の男女を対象にした「懐事情に関する調査」の結果を発表した。配偶者に内緒で貯蓄をしているのが多いのは夫と妻のどっちなのかなど、興味深い結果が明らかになった。夫婦調査は2月20日~24日の期間、20代~50代の既婚者の男女1,000人(各500人)を対象にモバイルリサーチにより実施された。

まず、家庭で財布の実験を握っているのは自分(回答者)と配偶者のどちらなのか聞くと、男性(夫)の場合、「自分が握っている」と「どちらかというと自分が握っている」を合わせて35.8%が「自分」と回答。女性(妻)では、前述の2つの回答を合わせた「自分」との答えが男性のほぼ倍の68.4%に上った。同サイトでは、大半の家庭では女性が財布のひもを握っているようだと推察している。

配偶者に内緒にしている貯蓄があるかどうかを尋ねたところ、男性の26.4%が「妻に内緒にしている貯蓄がある」と回答。その平均貯蓄額は「71万5,000円」となった。一方の女性は28.2%が「夫に内緒にしている貯蓄がある」と答え、平均貯蓄額は男性より約23万円多い「94万6,000円」との結果に。男女ともに4人に1人が配偶者に内緒で貯蓄していることが判明したほか、家計の実権を握っていることが多い女性のほうが"へそくり"を捻出する術に長けていることも窺える。

また、配偶者に内緒で商品やサービスを購入したことがあるかの質問では、17.4%の男性が「ある」と答え、購入した商品は「自動車」や「デジタル機器」などが多かった。平均金額は「約96万7,000円」。対して女性では21.6%が「ある」と回答。使い道は美容やファッション関連が多く、平均金額は「72万2,000円」となっている。