年末といえば、家族をあげて大掃除をする人も多いでしょう。そこで、ついつい力が入って、洗剤を換気扇用、シンク流し用、冷蔵庫用、フローリング用、壁用、窓ガラス用、などとそうじをする場所ごとに買いこんでいる人はいませんか?

矢野さんが実践しているのが「ミクロ繊維クロス」を利用した洗剤いらずそうじ。

「まずは部屋のホコリを落とす作業から始めます。そのほうが、ずっと効率がよくなるからです」。ホコリを落としたら、100円ショップでも売っているミクロ繊維クロス+お湯でよごれを丁寧に拭きとっていきます。化学洗剤を使って、環境にもよくない汚水をたくさん流すよりは、ずっとエコで安上がりなそうじができます。「洗剤類は年末のおおそうじともなると、2,000円以上かかるのが相場。これを0で押さえることができるわけです」。

また、日ごろからそうじを意識した、効率のよい収納も大事。「風呂場や洗面所、キッチンやタナの上など、細かいモノを置いている人が多いと思います」。風呂場ならシャンプーやリンス、洗面所なら歯磨き類、整髪料や髭剃りグッズなどを置いている人も多いでしょう。こうしたものは足のある収入BOXにひとまとめに入れておくのがコツ。「これなら、収納BOXごと持ち上げれば、カンタンにそうじできますし、ほこりや湯アカも、足の部分だけで済みます」。また不用品をいつまでも置いておかないのも、効率のよいそうじにつながります。「よく電話のまわりにペン類が20本くらい置いてある人がいますが、大半が書けなくなったペン。こうしたものを常に整理しておくことが、モノを大事にすることにも、片付いた部屋にも、そうじがしやすい部屋にもつながっていきます」。

節約生活は奥が深い! 時間のある年末にそうじと収納の見直しを図ってみては?