「月刊IKKI」(小学館)に連載され、先日最終回を迎えたカサハラテツローの漫画『ライドバック』がTVアニメ化(全12話)される。本作は「美少女とメカ」という定番の意匠を使いながら、倦怠感ある世界観、刻々と変化する社会動向、手触りまで感じさせるメカ描写など、オリジナリティ溢れる要素が満載の作品となっている。
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＜ストーリー＞
国連解体や大震災の被害をうけ、国としての機能を失っていた日本。GGP(世界統治構想)の統治により、徐々に復興が進み、以前のような生活が戻りつつある時代――。ひとりの少女が武蔵野総合大学に入学してきた。彼女の名前は、尾形琳。バレエの才能を持ちながらも、靭帯断裂によりバレエを断念せざるを得なかった彼女は、目標を見失ったまま大学生活を始める。そこで出会ったバイクにも似た人型ロボット「ライドバック」。その邂逅は、やがて人々を、そして彼女自身をも、戦いの渦へと巻き込むことになる。
監督は『千と千尋の神隠し』で監督助手を務め、『妄想代理人』など、これまで様々なアニメに参加し、本作が監督デビュー作になる高橋敦史。キャラクターデザインに『HIGHLANDER ハイランダー ～ディレクターズカット版～』作画監督などで活躍する実力派の田﨑聡。アニメーション制作は『時をかける少女』『DEATH NOTE』のマッドハウスが担当する。
＜メインスタッフ＞
原作: カサハラテツロー 「IKKI COMIX」(小学館)
監督: 高橋敦史
シリーズ構成・脚本: 高屋敷英夫 / 飯塚健
キャラクターデザイン・総作画監督: 田﨑聡
美術監督: 東地和生 色彩設計: 橋本賢
VFXスーパーバイザー: 加藤道哉 CGI監督: 設楽友久
撮影監督: 斉藤寛 編集: 瀬山武司
音楽: 和田貴史 音響監督: 中嶋聡彦
アニメーション制作: マッドハウス
製作: 「ライドバック」製作委員会
＜メインキャスト＞
尾形琳: 水樹奈々、片岡珠代: 朴ロ美(ロは「王」へんに「路」)、
岡倉天司郎: 小山力也、内田すずり: 松元恵、上村しょう子: 豊口めぐみ、
菱田春樹: うえだゆうじ、河合堂太: 陶山章央、
ロマノフ・カレンバーク: 三木眞一郎、横山みさを: 早水リサ、
キーファ: 森川智之、片岡龍之介: 木内秀信、依田恵: 小林沙苗、
片岡南風: 柴田秀勝、尾形遊紀: 園崎未恵
本作は、原作の持つ多様な要素を整理し、新たな物語として再構成した「もうひとつのライドバック」といえる作品になっているという。特に「琳の成長物語」としての要素が強調されており、王道的な青春アニメとも言うべき一面が骨子として存在。同時に、原作の持つ多彩なキャラクターが織り成す群像劇としての一面、勧善懲悪には陥らないシビアな展開などは継承されるとのこと。
「美少女とメカ」も本作の重要なファクター。原作でもその可憐さを魅力としていた琳は、田﨑聡のキャラクターデザインにより、新たにコケティッシュな一面を獲得。また、アニメーションならではの「動くライドバック」にはCGを使用し、縦横無尽に展開されるアクションをリアルに描写するという。
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ヒロインの尾形琳 |
ライドバックのアクション描写にも注目 |
| 放送局 | 放送開始日 | 放送時間 |
|---|---|---|
| チバテレビ | 2009年1月11日(日)から | 毎週日曜日 24:00～24:30 |
| tvk | 2009年1月12日(月)から | 毎週月曜日 25:15～25:45 |
| テレ玉 | 2009年1月11日(日)から | 毎週日曜日 25:30～26:00 |
| TOKYO MX | 2009年1月14日(水)から | 毎週水曜日 25:30～26:00 |
| サンテレビ | 2009年1月13日(火)から | 毎週火曜日 24:00～24:30 |
| KBS京都 | 2009年1月12日(月)から | 毎週月曜日 25:30～26:00 |
| AT-X | 2009年1月27日(火)から | 毎週火曜日 9:30 / 20:30 毎週金曜日 14:30 / 24:30 |
| ※放送日時は変更の可能性がありますので、ご了承ください。 |
| (C)カサハラテツロー・小学館／「ライドバック」製作委員会 |