プランタン銀座はこのほど、同百貨店のメールマガジンの女性会員を対象に毎年恒例の「クリスマスに関するアンケート」を実施した。その結果、期待するプレゼント平均価格は前年より4,414円の大幅アップの50,827円という高い期待値が明らかになった一方で、贈られたいプレゼントには初めて物ではない「食事」が「指輪」と並んで第1位となった。

同調査は10月21日~10月24日の期間、18歳~67歳の平均年齢35.5歳の女性を対象に行われ748件の回答を得た。女性が男性にクリスマスプレゼントを贈られたいという期待値は96%と当然高く、期待する平均額も前年の46,413円から一気に50,827円と上昇し、最高額は300万円。一方で、昨今の経済環境から女性のふところ事情は厳しいようで、男性へ贈るプレゼント予算平均額は前年の約1割減の24,071円という結果となった。同百貨店は「あくまで期待値で聞いているため、『クリスマスなので男性には奮発してもらえるとうれしい!』というちゃっかりした女性心理が結果に現れたのだろう」とみている。なお、「自分へのご褒美」の購入予定があるのは46%と、前年の54%に比べ減少傾向にある。ただし、予算は46,879円と前年よりも3,997円もアップし、購入するのならそれなりの予算をかけて贅沢に張り込みたいと考えているようだ。

具体的に男性に期待するプレゼントは「指輪」と並んで前年2位の「食事」が同率の46%で初めて1位になった。「景気や社会への不安があるからこそ、物だけでなくコトを大事にした温かなクリスマスを望んでいるよう」(同百貨店)。次いで「ネックレス」(44%)、「旅行」(40%)、「バッグ」(37%)、「その他アクセサリー」(35%)が続き、腕時計や花、財布等も挙がった。贈りたいプレゼントの1位は前年と同じく「洋服」(25%)となったほか、上位には「ネクタイ」(23%)、「財布」(17%)、「マフラー」(16%)など、プレゼントを機会に男性の身だしなみを気遣う女性の気持ちも垣間見える。また、前年は5位以内にランクインしていない「ワイン・シャンパン」(11%)が5位に挙がった。

また、クリスマスを「家で過ごす」という回答は62%と、6年連続で1位。家で過ごす際のこだわりについては自由回答で「いつもより豪華な料理」「キャンドルを灯すなどクリスマスらしい装飾」「家族と過ごす」「食事やお酒でリラックスして過ごす」などが並び、記述には特に「くつろいで」「和やかに」「ゆっくり」「アットホームに」という表現が目立ったという。

男性から贈られたいプレゼント(複数回答)

順位 贈られたいプレゼント 割合 前年
1位 指輪/食事 各46% アクセサリー
2位 ネックレス 44% 食事
3位 旅行 40% バッグ/旅行
4位 バッグ 37% 腕時計
5位 その他アクセサリー 35% 洋服

※小数点以下四捨五入

男性へ贈りたいプレゼント(複数回答)

順位 贈りたいプレゼント 割合 前年
1位 洋服 25% 洋服
2位 ネクタイ 23% 財布/ネクタイ
3位 財布 17% マフラー
4位 マフラー 16% バッグ/腕時計
5位 ワイン・シャンパン 11%

※小数点以下四捨五入